悪人正機 (新潮文庫)

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本棚登録 : 1276
レビュー : 170
takanatsuさん 永久保存   読み終わった 

読み終わったと言ってしまってよいのかとても悩む本。

 「生きる」ってなんだ?
 「友だち」ってなんだ?
 「挫折」ってなんだ?
 「殺意」ってなんだ?

…等々。
いろんなテーマについて吉本隆明さんの考えが語られている。
きっとずっと考えてきた経緯があって語られているだろう言葉達は、とてもやさしい言葉のように見える。
なんとなく分かる気がする。
それがちょっと危ないように思う。

内容をどの程度理解出来ているかは横に置いてもすごいなと思うのは、
「…、というのが僕の立場です。」
と言い切っていること。
自分の考えをこんなにズバッと、力まず、難しい言葉や表現を使わずに言い切っている吉本さんはむちゃくちゃカッコイイ。
私もこうなりたい!と心から思う。

吉本さんの言葉を読んでいると、考えることがすごく大事なことだということに気付く。
いつもは自分がうだうだと悩んでいることを忘れたいとか、考えても仕方ないとか、なるようになるとか思っているのだけど、やっぱり考えることをやめちゃいけないな。

1番心に残ったのは、「10年間やれば、とにかく一丁前だって、もうこれは保証してもいい。」という言葉。
もう、この言葉を信じることに決めてしまった。
10年間、毎日、意識的にやる。
そう決意した。
一丁前になるかどうか分かるのは10年後。はてさて…

レビュー投稿日
2013年9月21日
読了日
2013年9月21日
本棚登録日
2013年9月21日
7
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