「人は病む。人は苦しむ。人は死ぬ。
老病死はすべての人間に等しく降りかかると言うが、それは完全なる間違いだ。」
「真に等しいのは、人はこの世に生を受け、そして遅かれ早かれいつか死ぬ、ただそのふたつだけ。」
人生における様々な苦しみの中にいる人達が、そんな苦しみの中で幸せや救いを見出す物語。
「いい話」なんて簡単に言いたくないくらい純粋な思いやりや愛に溢れている。
純粋な愛のお話という言葉が1番しっくりくる。
それは友情だったり、恋心だったり、家族愛だったり様々だけど、どのお話も愛を感じる。
優しくて、きれいで、眩しい。
こんなに美しい想いがあるから人は幸せだと感じることが出来るのではないか。
そんなことを考えた。
きっと加納朋子さんにしかこの物語は書けない。
そんな短編集です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年2月18日
- 読了日 : 2015年2月18日
- 本棚登録日 : 2015年2月18日
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