神去なあなあ夜話

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本棚登録 : 4035
レビュー : 622
著者 :
takanatsuさん  未設定  読み終わった 

勇気の幸せをお裾分けしてもらえる物語。

主人公の勇気が架空の読者のみんなたち(この呼びかけが好き♪)に向けて書いた日々の記録。
照れたり落ち込んだり、すごく素直な文章は読んでいてとても心地いい。
こっちではたくさんの人が勇気のお話を楽しく読んでいるよと伝えたくなる。
勇気の方では読者は架空の存在で、読者の方では勇気が架空の存在。
でも本当はどっちもちゃんと存在しているのかもと考えると、これまた嬉しくてにこにこしてしまう。

神去村で働き始めてから1年経って、勇気は中村林業株式会社の正社員になったらしい。
村の人から信頼されているし、勇気も村の人達を大切にしているのが伝わってくる。村の一員になったんだなぁ‥と感じる。
そして一員になったからこそ知ることが出来ることもあって、今回は村の過去についてもたくさん語られている。
繁ばあちゃんが教えてくれる神去村の昔話も、二十年前に起きた事故のことも、今の勇気だから教えてもらえたんだろうし、受け止められたんだろうなと思う。
そしていつか勇気が他の誰かに村のことや村での自分のことを話す日が来るんだろうなと考えて、その日のことも絶対記録してねと念を送っておいた。

恋のお話もとっても可愛く、文章のテンションがぐちゃぐちゃになるのも面白い。にこにこ。

夜話というタイトルだけど、夜って昼間とはまた違う時間なんだよな。
晩ご飯を一緒に食べたり、お酒を飲んだり、パーティーをしたり、時には遭難したり(?)、夜を一緒に過ごすことでそれまでよりぐっと近付けるような気がする。
夜のお話が多いこの本を読んで、私も前より神去村に近付けていたらいいなぁ‥なんて、片思いに似た気持ちになってしまった。

レビュー投稿日
2013年4月7日
読了日
2013年4月7日
本棚登録日
2013年4月7日
18
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『神去なあなあ夜話』のレビューへのコメント

まろんさん (2013年4月7日)

takanatsuさん、こんにちは♪

私も勇気に、幸せのお裾分けをしてほしくなってしまいました。
図書館にはずいぶん前に予約したのですけれど。。。

「こっちではたくさんの人が勇気のお話を楽しく読んでいるよ」というところ、
勇気にとっては私たちが架空の存在、私たちにとっては勇気が架空の存在だけど
本当はどっちもちゃんと存在しているのかも、というところ。
わあ、takanatsuさんだなぁ!素敵だなぁ♪
と、読んでいて心があたたかくなりました。
勇気をはじめ、神去村のみんなに早く会いたいです!

takanatsuさん (2013年4月7日)

まろんさん、コメントありがとうございます!
三浦しをんさんの本は図書館でも大人気ですよね。
好きな作家さんの本が大人気なのはもちろん嬉しいんですけど・・・ね。
「勇気をはじめ、神去村のみんなに早く会いたいです!」
早くまろんさんの手元に本が届きますように!
レビュとっても楽しみです。
私は前作の記憶が曖昧になっていたのに読み返さなかったのですが、すぐに神去村に馴染めてしまいました。
そうだったなぁ…なんてするすると記憶が甦ってきました。
神去村はとってもいいところだなと思います♪
これでお別れじゃ寂しいので、勇気に早く続きを書いてほしいです(笑)

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