いいとか悪いとか、勝ったとか負けたとか、気が滅入るようなものさしが世の中にはどうやらあるようで、自分は気にしないつもりでも他人によってその価値基準で判断されていたりする。
やっぱりそこから逃げられないすーちゃんの自問自答に私の心はざわつく。
そんなことまで気にしなくちゃいけないのか…とか、めんどくさいなぁ…とか。
マイナスの感情が目覚めて、ざわざわとうごめき出す。
こんな漫画があったなんて…。
すーちゃんの友人、まいちゃんの動かない(ように見える)笑顔がシビアな現実をリアルに描き出しているような気がする。
作り笑いと素の表情の描き分けがすごく微妙なところでされていると思うのだけど、感情移入している私の頭が勝手にしている区別なのだろうか。
こうするのが普通、こういう人生が幸せ、っていうイメージ先行の基準と比較されながら生きるしかないなんてそんなの息苦しすぎる。
「あたしがいいっていうか
あたしも悪くない感じ」
すーちゃんの結論は唯一の正解じゃないかと思うのだ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年9月11日
- 読了日 : 2013年9月11日
- 本棚登録日 : 2013年9月11日
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