新装版 斬 (文春文庫) (文春文庫 つ 2-17)

著者 :
  • 文藝春秋 (2011年12月6日発売)
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時代の変遷とともに処刑人山田一族の苦悩を描いた作品。斬首刑という文字を見れば、残酷な印象を受けるのだが、その残酷さを感じさせない作品だった。処刑する側のことを表現した作品を読んだのは初めてで、最後まで飽きずに読み切った。ラストの斬り収め、の描写は度肝を抜かれた。
資料引用が多く、読みながら私自身も調べたりして読了まで少々時間を要したが、個人的には色々知ることと考えさせられることが多い作品だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 綱淵謙錠
感想投稿日 : 2013年12月1日
読了日 : 2013年12月1日
本棚登録日 : 2013年11月28日

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