時代の変遷とともに処刑人山田一族の苦悩を描いた作品。斬首刑という文字を見れば、残酷な印象を受けるのだが、その残酷さを感じさせない作品だった。処刑する側のことを表現した作品を読んだのは初めてで、最後まで飽きずに読み切った。ラストの斬り収め、の描写は度肝を抜かれた。
資料引用が多く、読みながら私自身も調べたりして読了まで少々時間を要したが、個人的には色々知ることと考えさせられることが多い作品だった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
綱淵謙錠
- 感想投稿日 : 2013年12月1日
- 読了日 : 2013年12月1日
- 本棚登録日 : 2013年11月28日
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