福島民友新聞記者たちの怒濤の記録。
津波で人の命を救って亡くなった記者、おじいさんと孫を救えず今も罪悪感に悩まされる記者。生き残った人たちにも震災は今も苦しめ続ける。震災を生き延びても、その後亡くなった記者もいる。紙齢を絶やさないという執念と何が起きたか伝えねばならない使命感のすさまじさ。16、17章は目頭が熱くなるのをおさえられなかった。
おじいさんと孫を救えず苦しんでいる記者が今も続けておられたらいいのだが。福島民友新聞の記事を読んでみたい。
本書の読後は背筋を伸ばさずにはいられない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2017年3月15日
- 読了日 : 2017年3月15日
- 本棚登録日 : 2017年2月27日
みんなの感想をみる