当代最強の伊賀忍者ながら、最大の関心事は想い人のご機嫌という無門。戦闘シーンは神がかっている。実際のところは兎も角、まさに「忍者」のイメージそのもの。お金のためにのみ「働く」忍者の酷薄さ。なのに想い人の前では人が変わってしまう人間味がいいバランス。ただ、「人」として当たり前の感情を持ってしまうと、伊賀忍者たちの酷薄さは「人間ではない』という感覚に陥る。これは期待以上に面白かった。
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カテゴリ:
自分_小説
- 感想投稿日 : 2019年12月15日
- 読了日 : 2019年12月15日
- 本棚登録日 : 2019年12月6日
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