忍びの国(新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2011年3月1日発売)
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本棚登録 : 165
感想 : 7
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当代最強の伊賀忍者ながら、最大の関心事は想い人のご機嫌という無門。戦闘シーンは神がかっている。実際のところは兎も角、まさに「忍者」のイメージそのもの。お金のためにのみ「働く」忍者の酷薄さ。なのに想い人の前では人が変わってしまう人間味がいいバランス。ただ、「人」として当たり前の感情を持ってしまうと、伊賀忍者たちの酷薄さは「人間ではない』という感覚に陥る。これは期待以上に面白かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自分_小説
感想投稿日 : 2019年12月15日
読了日 : 2019年12月15日
本棚登録日 : 2019年12月6日

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