彼女、お借りします(1) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社 (2017年10月17日発売)
3.50
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本棚登録 : 848
感想 : 22
2

あまりこの主人公には好印象を持つことが出来ないなぁ。相手を傷つけるような発言を普通にするし、家族に真実を告げるという言葉も全く信じられない
けれど、レンタル彼女との恋愛という一風変わったコンセプトの本作では純情主人公よりもこういったクズ風味な主人公の方が話にメリハリが出るだろうし仕方ないか

誰もが振り返る理想の女の子に見えた千鶴も大学では地味な見た目で本当の性格も普通に荒っぽい部分もあったりする。その点は予想していた通りだったけれど、互いの祖母が同じ病院に入院しているとか同じ大学に通い家も隣だったとかラブコメとしては最早使い古されたような描写が幾つも有ったのは驚き
中心となる要素がレンタル彼女なんて特殊なものだから、周囲を固める要素は王道に設定したのだろうか?

主人公木ノ下のクズさに比べてヒロイン千鶴の天使っぷりが目に付く。演じている時は当たり前として本性を現している時も変わらず天使のように木下に救いの手を差し伸べている。だからこそ金を介しただけの関係のはずがズブズブとしたものに変わりつつ有るのだけど。

それにしても元カノの麻美は何を考えているのだろう?未練が有るというわけではなさそうだけど、かと言って木ノ下に何も思っていないというわけでもないような?それとも思わせぶりな態度を得意とする悪女タイプ?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: マンガ
感想投稿日 : 2017年12月9日
読了日 : 2017年12月6日
本棚登録日 : 2017年12月2日

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