カレッジ編が始まったことで、チセの人間関係が大きく広がりを見せたタイミングでまさかサイモンの過去が明らかになるとは思わなかった
エリアスへのやんわりとした態度から、彼の役割は教会から派遣されるだけの閑職かと思いきや、そうではなかったようで
サイモンについてはあまり背景が描かれなかったのも有って、魔術についての知識は深くないがエリアスについてはよく知っている人物くらいの認識で居たのだけど、割と魔術サイドに近い人間だったのね。というか人を呪い殺せるレベルのジンクスを抱えているとは思わなんだ
ということは、もしかしてサイモンにとって、殺しても死にそうにないエリアスと普通の人間とは異なる付き合いが出来るのって、彼にとって一種の救いのようなものでも有ったのかな?
エリアスとサイモン、どこかちぐはぐだけど息の合った遣り取りが出来るこの二人の関係はいつの間にか友人のようなものになっていたのか
そしてカレッジでは何やかんやと騒動の中心に近づいて行くチセ
これまでは魔法を中心とした世界に居たから、チセが狙われる理由はスレイ・ベガの特性に因るものだった
カレッジは魔術を中心とした学生の世界だから、スレイ・ベガ云々よりも魔法使いであること、他の生徒と異なる身の上であることで話題になってしまう
チセにとっては色々と嫌な思いである小中学生時代に似た境遇になりつつあるようにも見えるけど、今のところは上手くやれている感じ。
やはりチセにはこちらの世界の方が有っているのだろうね
一方でエリアスが何故自分を嫁にすると発言したのか、その背景を知ったチセ。試しにとエリアスのその真意を問いただしたのだけど……
この巻では答えはお預けか。これにエリアスはどのような答えを返すのかな?そして今はその答えは変わっていたりしないかな?ちょっと気になる
それにしてもあっさり流されたけど、灰ノ目はステラに何を吹き込んだの……?
- 感想投稿日 : 2019年5月3日
- 読了日 : 2019年5月3日
- 本棚登録日 : 2019年3月9日
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