民法総則に引き続き、非常に中途半端な作りの物権法。
知識重視で行くなら、もっと見やすくまとめるとかすればいいんだけど、それもなくダラダラと文章が続く。
まぁそれがシケタイの味でもあるし、メリットでもあるんだけど、ただ単純な条文を紹介するだけなら、表でまとめちゃったほうが楽だしページ数も浮くと思うのですが。
あと、一番痛いと思ったのは、区分所有法と仮登記担保に紙面を割き過ぎなところ。
司法書士受験生に対する配慮なんだと思われるけど、司法書士用のテキストも予備校から散々出ている中で、実際にシケタイを使ってる人ってどれくらいいるんだろうか…
あんまり「あの資格も」「この資格も」って対象者を広げ過ぎると、読む側はすごくペースを崩される。
「こんなに詳しく紹介してるってことは、大事なんじゃないだろうか…」みたいな錯覚を起こさせるので、普通に司法試験向けに特化して欲しいなぁと思いました。
それでも相変わらず分かりやすいことは分かりやすいので、★3つ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
司法試験予備校本・基礎
- 感想投稿日 : 2010年3月3日
- 読了日 : 2009年5月20日
- 本棚登録日 : 2009年5月20日
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