ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)

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本棚登録 : 12296
レビュー : 734
著者 :
take2015さん その他フィクション   読み終わった 

ユーモラスな比喩を用いた表現力、時空を超えて繋がる因果、数々の謎めいた出来事、微かに見える羊的存在、読者の平凡な日常を忘れさせるだけの十分な要素が詰まっている。
ナツメグやシナモンのスピリチャルな雰囲気、1Q84でも登場する牛河の強烈な個性、皮剥ぎボリスの暗躍などどれもこれもフィクションとは思えない。妻が不特定多数の男と交わりつつも夫を裏切った罪悪感を感じないところにもリアリティがある。確かにもし罪の意識があれば不特定多数とは関係を持てないはず。
残りのページが少なくなるにつれて読み終えるのが惜しくなり同時に寂しさも混じった心境になる。墓まで持って行きたいほど愛する作品の一つ。

レビュー投稿日
2016年3月22日
読了日
2016年3月22日
本棚登録日
2015年1月24日
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