市川雷蔵と勝新太郎

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  • KADOKAWA (2021年9月29日発売)
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歌舞伎から映画へ移り成功した最後の 世代、市川雷蔵と勝新太郎――

市川雷蔵と勝新太郎はともに一九五〇年代から六〇年代にかけて、大映、いや日本映画界を支えた俳優である。

歌舞伎から映画へ移った俳優たちはみな、世襲と門閥で配役が決まる歌舞伎の世界ではいい役につけず、映画という新天地を目指した。そして雷蔵の死と大映の倒産で「時代劇映画の時代」はとりあえず終わり、残った時代劇スターたちの活躍の場もテレビへ移行した。雷蔵と勝は、歌舞伎から映画へ移り成功した最後の世代だった。

力作。まったく知らなかった作品がいくつもあった。観る機会はあるだろうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 映画・映像関係+α  
感想投稿日 : 2021年10月14日
読了日 : 2021年10月14日
本棚登録日 : 2021年10月14日

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