主だった日本代表選手のこれまでを取材をもとに振り返るもの。
大久保のように筆者の思い入れが強い選手の章は、そのときどきの選手の想いや、戦術面での考え方など詳しく記されていて、スポーツノンフィクションとして非常に優れていると思う。
ただ、大半は筆者もあとがきで触れているように、過去のスポーツ雑誌に書いた記事を再編集したもので、本人への取材は少なく、周囲への取材から本人の像を浮き彫りにさせるような手法が取られているため、客観性は保たれているものの、どうしても情報の薄さが気になる。
大久保の章は素晴らしい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
スポーツ
- 感想投稿日 : 2012年3月24日
- 読了日 : 2012年3月24日
- 本棚登録日 : 2012年2月29日
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