黒い家 (角川ホラー文庫)

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本棚登録 : 9626
レビュー : 1286
著者 :
takemogさん  未設定  読み終わった 

古本で購入。

「幽霊よりモンスターより、人間が一番怖い」
これを地で行くどころか驀進するのがこの小説。

保険金殺人をネタにした作品なのだけど、作者が元生命保険会社員だけあってその仕組みの説明、抱えている歪み、逆手にとった詐欺行為など、ディテールがものすごくしっかりしてる。
それでいて読む手を止めがたいほどに読ませるのだからすごい。カード社会の闇を描いた宮部みゆき『火車』と並ぶ。
夜通しぶっ通しで読むのに最適な1冊。

貴志祐介の作品を読むのはこれが初。
こりゃ相当なもんです。別のも読もう。

以下、ちょっとした(そしてしょうもない)ネタバレ。

事件の中心にいる「本物の化け物」の姿がジワジワ明かされていくあたり、緊迫感と言い恐怖感と言い抜群なのだけど、読む前からそれが誰かわかってたのが残念。
と言っても誰かにバラされたとか、書評の類を見てしまったとか、そういうのではない。

犯人はそう、明石家さんま。

映画『黒い家』の公開当時からしばらくの間、大竹しのぶとの結婚生活をネタにするたび、大竹がこの映画に出演していることに引っかけて
「俺の家がホンマの黒い家」
みたいなことをよく言っていたのだ。

まさか10年以上の時を超えてネタバレになるとは…

レビュー投稿日
2013年9月20日
読了日
2013年9月20日
本棚登録日
2013年9月20日
2
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