猫は神さまの贈り物〈小説編〉 (実業之日本社文庫)

  • 実業之日本社 (2020年10月8日発売)
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本棚登録 : 95
感想 : 8

猫にまつわる小説。
■森茉莉/黒猫ジュリエット→なるほど私小説。内容は軽いのに、めちゃくちゃ読みにくいんだよなぁ、森茉莉の文章…。朔太郎の娘萩原葉子とのことも書いてあって面白かった。そして森茉莉がBL小説の先駆者とは知らなかった。ソドミニアン小説…。そしてこの時代は「シリーズもの」という概念がなかったのか…。
■吉行理恵/雲とトンガ→兄妹猫の思い出話。時代描写がぐっと昭和後半っぽい。
■室生犀星/猫のうた、愛猫
■佐藤春夫/猫と婆さん→愛猫が年老いて…という話かと思ったら愛妻家の話だった。婆さんが心配だから医者に行かせたいんだな…いい話だな…猫も元気になったし…
■小松左京/猫の首→ねずみの逆襲!!!!
■梅崎春生/大王猫の病気→童話で教える「パワハラ、駄目、ぜったい」。部下はツライね。
■宮沢賢治/どんぐりと山猫→独特の擬音語を見ると「宮沢賢治~」と思う。どってこどってこ。
■金井美恵子/暗殺者→殺し屋の猫が来た。
■星新一/ネコ→そうです人間は猫の奴隷です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年9月13日
読了日 : 2021年9月13日
本棚登録日 : 2021年9月13日

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