日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学 (講談社現代新書 2528)

著者 :
  • 講談社 (2019年7月17日発売)
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なるほど、そうか。ドイツをはじめヨーロッパでは職業別で就職を考えるのか。だから、同じ職種で別の会社に移ることなどがわりと簡単にできるのか。日本は会社自体を選ぶことが多い。その中でどんな仕事に就くのかはあまり関係ない。最近はずいぶん変わっているかもしれないが、それでも大学生は仕事の内容より、会社名で就職先を選んでいるような気がする。私自身は、職種で選んだかな。だから、別の会社でも良かったのかもしれない。ただ、わりと初期の段階で、トップにいる人の考えに共感できるものがあって30年近く同じ会社に勤めてきた。同時に、他の環境に入る不安もあったかもしれない。前の会社に転職後、ちょっとつらい時期があったから。人事考課制度とか目標管理システムのようなものがどうやら軍隊から始まっているようだ。そう聞くと、なんかしっくりいかないのはそれが原因かと思ったりもする。それはそうと最低賃金がまた上がる。良いことではあると思うが、なんだか、昇給のための基準などが無駄なような気もしてくる。パートナーは非正規で働いているが、同一労働同一賃金にはなっていないようだ。それどころか、正規雇用で働きが悪い人のしりぬぐいもしているようで、なんともやり切れないようす。まあ、いろんなことはある。社会のしくみはとにかくややこしい。入試制度にしろ、税金のしくみにしろ、シンプルな方が良いように思うが、一律に決めてしまうような制度設計はそうそう簡単にはできないのだろうなあ。結局2ヶ月で読めた。(もっとかかると思っていた。)間に似たようなテーマの本を並行で読むから、どこに何が書いてあったかさっぱりである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会学
感想投稿日 : 2019年9月22日
読了日 : 2020年5月24日
本棚登録日 : 2019年7月20日

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