科学は未来をひらく: 〈中学生からの大学講義〉3 (ちくまプリマ―新書)

  • 筑摩書房 (2015年3月6日発売)
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感想 : 17

これがすべて同じ中学での講演会をもとに作られているとしたらなんと贅沢なことか。子どもたちはそれを分かっているのだろうか。3年間で10人くらいの先生の話が聞けるのだろうか。それとも、中3だけなら、2、3人だけだろうか。いずれにしても、うらやましい。私にとって初めての話は高薮先生のもので、気象の変動が地球1周続いているなんていう話は感動もの。西成先生の数学の話などは中学生には全く縁のないもので、興味を覚えた生徒はのめり込んでいくかもしれない。福岡先生の話で、同じ人だと思っていても、実は半年もすれば物質としてのヒトはすっかり変わってしまっているなんていう話もビックリだろう。でもやっぱり一番強烈なのは、藤田先生のキャラクター。ダジャレの連発。確かに笑いは免疫機能を高めるのかもしれないけれど、中学生への受け具合はいかほどであったのだろうか。まあでも、生き方を考え直さないといけない。赤ワイン飲もうっと。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 科学
感想投稿日 : 2015年4月23日
本棚登録日 : 2015年4月23日

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