取り残される日本の教育 わが子のために親が知っておくべきこと (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社 (2017年1月20日発売)
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本棚登録 : 124
感想 : 15
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日本の教育について、警鐘を鳴らしている本ですが、ツッコミどころ満載の本です。
学力の低下と経済成長力の低下を関連付けていますがなぜ関連するのか証拠が明示されていません。
北欧の教育制度を褒めていますが、北欧では無駄な学力競争をしないと言っておきながら、大学入学時に厳しい学力試験があります。言っている内容に矛盾があると思います。
学力ランキング上位の大学にアメリカの大学が複数ありますが、アメリカの教育に関する記載が一切ありません。
北欧の教育制度を褒めていますが学力ランキング上位の大学に北欧の大学はありません。

日本の教育について、危機感を持ち、なんとかしなければいけないという熱意は感じますが、
偏った思想を持っているように感じました。
教育レベルについて、国が責任を持つべきという考え方は賛同します。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2018年12月30日
読了日 : 2017年6月18日
本棚登録日 : 2018年12月30日

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