駒子さんは出世なんてしたくなかった

著者 :
  • キノブックス (2018年2月28日発売)
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感想 : 59
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題名が良くない。結構面白いのに。この名前さん+長いタイトル、最近の流行りなの?装丁も含めラノベみたいだ。とはいえ碧野さんの出版社お仕事小説、といえば鉄板。主人公駒子さんは出版社勤務。課長職だったが、同期女性社員と競わせるように出世レースに担ぎ出される。夫は専業主夫、駒子さんの稼ぎも良さそうで、傍からみれば恵まれているが、つきない仕事と家庭の悩み。クセのある社員たち。その過程はリアルで面白い。ラストは超ご都合主義でシラケてしまったが、本屋や出版系の物語にかけてはやっぱり安定感ある著者。もっと書いてほしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年12月19日
読了日 : 2019年12月19日
本棚登録日 : 2019年12月19日

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