5年前に開校したN高の今を追った本。前著ほどのインパクトはないが、認知度も高まり、世間からのあたりも徐々に緩和されてきている様が見て取れる。
また、通信制だけでなく通学コースが始まったり、普通の高校では見られないような様々な部活動があったりと、生徒一人一人に合わせた取り組みが今の時代にものすごくフィットしているように感じられた。
N校としては将来的に生徒数10万人を目標にしているとのことだが、これは数としては日本にいる高校生の32人に1人、通信制高校に属する高校生の3人に1人がN校の生徒になるという計算だ。
それだけの生徒を抱えつつも、日々変化をしていくそのあり方が、まさにこれからの教育だということを強く思わせてくれる。将来的に、自分にも子供ができ、その子供が成長した時にどんな教育がなされているか、今後も楽しみは尽きないものである。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
教育
- 感想投稿日 : 2021年5月29日
- 読了日 : 2021年5月29日
- 本棚登録日 : 2021年5月5日
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