新聞に載っていたので気になって購入してみた一冊。今このような本が求められているということは、それだけ心にゆとりがなくなった人が多くなったからだということが言える。生き方も死に方も、指標は他人と比べることでは決してなく、どのように生き、どのように死ぬか、つまるところどんな人生を送りたいのかは、すべて自分の考え方一つに還元される。死というものの観点が根本的に抜け落ちている現代において、死があるからこそ自己の時間の有限性を認識できるのだし、死を考えるからこそ目の前の瑣末な物事にとらわれなくなるのだと思う。いろいろなことと触れ合いながら、何を優先し、何を選んでいくのかが、今一番先に考えるべきあなたの人生の第一歩なのではなかろうか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
人生
- 感想投稿日 : 2011年5月4日
- 読了日 : 2011年5月4日
- 本棚登録日 : 2011年5月3日
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