一抹の寂しさを覚えつつ読後感はわりと良い感じ。高円寺商店街の中でも威勢の良い魚政が店をたたんでラーメン屋を始めることに商店街という場所の衰退をひしひしと感じつつ、タイトルにもある本日開店に少しだけ明るい未来を感じました。
開店してからが大変だろうけど、それでもただ店をたたむんじゃなくて新しいことを始める、そのことに少し救われた気分です。
移りゆく商店街の姿に正一と一緒になんかやるせなさを感じましたが、仕方ないことなのかなとも思います。
長嶋がやってきた!のシーンでは正一少年の興奮っぷりが伝わってきて楽しかったです。
読書状況:読み終わった
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な行作家
- 感想投稿日 : 2014年5月8日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年5月2日
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