パンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫 む 2-4)

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本棚登録 : 2093
レビュー : 225
著者 :
takosukeさん 群ようこ   読み終わった 

脱サラしてカフェを始めた女性の山ナシ谷ナシのユルーイお話かと思ったら、わりとそうでもなかったです。「かもめ食堂」な雰囲気を求めてたんだけどちょっと違ったかな。
作中でアキコが色んな人がいるって言ってたけど、あたしから見たらアキコもかなり個性的な人だと思います。正直50歳過ぎても独身でいるのがちょっと分かる感じ。歳のわりに幼く夢見がちな考え方がチラホラしてて、最初に年齢の明記がなかったら勝手にアラサー女性だと思って読み進めてたと思います。
アキコは自分のやりたいことをやって納得した人生を送ってますしこれからも送ります、という感じにとれるのですが、本当はとても寂しがり屋で一人で生きていくのが辛いと感じる人なんじゃないかと思いました。
常連客のオジサンたちが離れていったことに一番寂しく後ろめたい思いをしているのは彼らじゃなくてアキコかもしれません。
何か新しいものを手に入れる時は古いものを失わなければならないのかもと思わされました。逆に失うものがあったら新たに得るものもあるのかもしれないですね。
アキコに素敵な出会いがあると良いなと思いつつ、前向きな終わり方に救われた気分です。

レビュー投稿日
2015年2月1日
読了日
2015年1月28日
本棚登録日
2015年1月25日
4
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