2015.5.22著者による人生論。自立とは何かを知りたくて読んだ。ひじょーに厳しく、ひじょーに耳が痛い。私のような甘ったれた人間には、「そんなに現実は悪いものかな」「そうは言うけど人間そんな強くないよ」なんていう言葉が頭の奥から響いてくる。強い言葉、人生観を投げかけられた自分を、弱い甘ったれた自立できてない自分を正当化しようと、半自動的に言い訳のような言葉と不快感が湧き上がってくる。今の私には、人生の厳しさ、不条理に立ち向かう勇気も関心もないなと、情けなくなった。ここに書かれていることに意義を唱えるためには、実際に生きて、経験して、確かめるしかない。現実を知らずのうのうと甘ったれて生きる私には文句を述べる資格はないようにも思う。少しずつでもいいから、自立した個人、私として人生を生きることのできる人間になりたい。とりあえず、無知は搾取されるのみと知り、勉強がんばろうと思う。無関心、他力依存から、自立した無頼漢になるための、厳しくも力強い人生指南書。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年5月22日
- 読了日 : 2015年5月22日
- 本棚登録日 : 2015年5月22日
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