年商500万円の弱小プロレス団体が上場企業のグループ入りするまで

  • 徳間書店 (2019年10月31日発売)
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感想 : 8
4

今や名実共に「業界第2位」の立場を
確立した感のあるDDT。飯伏幸太とケニー・オメガを
発掘・育成し、両名に退団されても勢いは衰えず、新
たなスターをバンバン産み出すDDTの「大社長」、
高木三四郎のインタビュー集である。

プロレス団体と言うより、成功したベンチャー企業の
社長の本を読んでいるような感覚。確かにDDTの「や
り方」はこれまでのプロレス団体では絶対に出来なか
ったことだと思っていたが、その様をこうやって一冊
にまとめられるとソレが凄い説得力を放つ。この人が
出てこなかったら日本のプロレスはどうなっていたの
か?とかを考えると、本当にゾッとするくらい。

DDTはサイバーエージェントの傘下に入り、今後の大
爆発が期待されている。いろいろ考えてみると、企業
としての伸びしろはブシロードよりサイバーエージェ
ントの方がやや上かもしれない。もしかしたら、本当
に新日本プロレスを超えることが出来るかも・・・。
そんな可能性を感じた。

プロレスファンのみならず、企業経営者が読んでもき
っと面白い。ベンチャーのなんたるかをちゃんと解っ
ている「大社長」。この言葉は聞くべきだな、マジで。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2020年1月8日
読了日 : 2019年11月19日
本棚登録日 : 2020年1月8日

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