日本のいちばん長い日 決定版 (文春文庫)

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本棚登録 : 1488
レビュー : 164
著者 :
takuyaaiuchiさん  未設定  読み終わった 

ポツダム宣言を受諾し、終戦を宣言する8/15に何が起こり、何が行われなかったか?

皇室、政府、軍部の重要人物への聞き取りを元に、たった一日にフォーカス。

命が安い狂気の時代のリアリティを描いた傑作ノンフィクションです。

・陛下の決断コメント
・玉音放送で発表する内容について一言一句に紛糾する会議
・徹底抗戦を主張し、クーデターを起こそうとする青年将校の暴走
・玉音放送を潰そうとする青年将校の動きを命をかけて阻止しようとする放送局員
・軍部の大罪を一手に責任を負い、自決する阿南陸相

と、鬼気迫るドラマがてんこ盛りでした。

究極の意思決定の場面では、合理性よりも空気の平衡感覚を取り戻そうとする力学が働くことが良く分かる。

都合良い解釈で議論され、誤った判断が下されるプロセスは必読。

鈴木貫太郎への評価は悩むな。。。

撤退戦を成し遂げた偉大な宰相と見るか?広島・長崎に原爆を落とされるまでポツダム宣言受諾に導けなかったハリボテのTOPと見るか?

本書では、彼なしには終戦できなかったと褒め讃えています。

レビュー投稿日
2018年8月20日
読了日
2018年8月20日
本棚登録日
2018年8月20日
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