面白い。一気に全巻読んだ。
高校野球マンガの王道。
1.体育会系の中で、徐々に進化して、3年で甲子園(ダイヤのエース)
2.1年から才能あって、ライバル強力(ドカベン)
1は「成長」で、2は「関係」(とか外部の要因)の話。
ほんで、多分に成長マンガが多い昨今だけど、
この漫画では主人公たちは成長はほぼしない。
最低限、土俵に出るだけの過程は描かれるけど、その後のケアは一切しない。
なんでか。
相手チームとの戦い方、状況への対応、かけひき、といった部分がメインだから。
そうなった時に、当たり前のルールがうまれて、その上で楽しむ部分を限る。
つまり、楽しむ場面は、
1.試合前の情報収集と予測
2.ピッチャーの最初の乱れ方
3.相手チームの状況の変化
4.攻略できなかった相手ピッチャーに漬け込む
5.後半は確実な守り
というストーリーが生まれる。
そこに、あまり焦りはなく(勝敗を求める戦いを意図的に避けてる)
汗もない(くたばれ体育会系)。
あとはその土台の上で、
いつもの当たり前とのちょっとした差異を楽しむって感じ。
毎回ピンチになったり、毎回点を取るのが大変だったりしないっていうのが今までの野球マンガと結構ちがう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年4月9日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年4月9日
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