リーダーになる人の たった1つの習慣

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著者 :
tamago915さん  未設定  読み終わった 

起業を目指す3人の若者に与えられたミッションは、客が集まらず閉店を決めたカラオケ店の経営を立て直すこと。期間は1年間。
一人はコンサルタントとしての経験を生かし、自ら計画した経営プランに基づいて従業員を動かそうとします。二人目は豊富なアイデアを従業員と一緒に考え、それらを実行していくことで他店との差別化を図ります。最後のひとりが訪れた店は、前の店長と従業員の関係が最悪で、従業員が仕事に対する熱意を完全に失っていましたが、彼らに熱意と愛情を持って接することで、信頼を勝ち得ようとします。

3人とも大きな壁にぶつかり、一度はあきらめようかという危機に陥ります。三者三様の方法でその壁を乗り越えたのですが、あきらめずにミッションを続けたのは、起業するのだという強い思いと、今後起業したときに同じ問題がやはり降りかかってくる、という確信ともいえる予測があってのことでしょう。実際に起業したときに同じ問題が起こったら、今度こそ逃げるわけにはいかないのです。そう考えれば、ここで立ち向かわない選択肢は、ありません。
問題は自分が全力を注げば解決できる大きさで降りかかってくるといわれますし、問題を解決することで、自分自身がひとつ成長できるわけです。とくに彼らは、起業という大きな夢、リスクの高い目標を抱いているのですから、夢や目標炉実現させるためにリスクは避けて通れませんし、常に成長を続けていく必要もあります。

結末をばらしてしまうと、3人ともハッピーエンドで終わります。成功に至る道のりはそれぞれ違うように見えますが、3人が共通して行ったこと、気づかされたことは1つです。
それは、人を信頼すること、受け入れること。ビジネスとしてのやりとりや、上下関係の中で指示を出す、受けるという関係ではなく、従業員ひとりひとりを一生の付き合いをするように受け入れ、働きたいと思ってもらえるようにすることが肝要だとありました。
経営プランや企画は、事業を軌道に乗せるためのツールではありますが、それだけではうまくいかないということでした。実際、元コンサルタントの彼がこの方法でやれば成功する、従うようにと指示したときには従業員にそっぽを向かれ、信頼を確立してから同じプランを実行して業績を回復させた、という流れもありました。

自分はどうかと自問してみると、なかなか人を信頼できていない自分がいるのに気づきます。仕事の上での付き合いになっている部分や、見返りを求めている部分が、どうしても出てしまいます。妻を除けば、心から受け入れている人はいないかもしれません。
自分のほうが変わっていかなければ、今後リーダーとしての成功は約束されないでしょうし、成長も頭打ちになってしまうかもしれません。起業に踏み切ることはないとしても、まだまだ精進が必要ですね。

レビュー投稿日
2012年4月7日
読了日
2012年4月2日
本棚登録日
2012年4月7日
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