間宮兄弟 (小学館文庫)

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本棚登録 : 3326
レビュー : 375
著者 :
しびれさん  未設定  読み終わった 

「間宮兄弟」という映画があることも小説があることも知っていたけれど、なんとなく、映画の佐々木蔵之助と塚地武雅の印象から離れられずに(映画も観ていないけど)読まないでいた。
でも久しぶりに江國香織の本を読みたいと思って、手にとってみると、あれ、おもしろそう。
するすると、物語に入りこむことができた。
兄弟の個性というか、それぞれのこだわりが強い。他人同士だったらもっとひどい喧嘩になってしまうんじゃないかということも、家族というのは不思議で、ぶすぶす言いながらも相手を許している。そういう優しさが根っこに流れているんだと思う。
人との関係で、憂鬱になりながらも、兄弟は自分たちの好きなこと(パズルゲームや音楽や食事)を、いっしょに思う存分楽しんでいる。まったく進歩していないように思うところも、それでもいいんじゃないかと思わせてしまう。
ゆっくりと日々の暮らしを楽しんでいる。そう、楽しんでいるということがひどく羨ましく映る。

この兄弟、読んでいると、佐々木蔵之助と塚地武雅がぴったりだ。物語から浮き出てきそうなくらい。映画も観てみようと思った。

レビュー投稿日
2013年12月19日
読了日
2013年12月10日
本棚登録日
2013年12月10日
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