五七五の十七音の調べ。それは世界で一番短い詩・俳句。句を読んだ時の背景や作者について、季語や技法を知ることでより趣深く俳句が鑑賞出来るはず。わかりやすい解説で近代から現代俳人の幅広い作品をやさしく読み解く初心者におすすめの一冊。

昔から短文詩が苦手だったのですがそれでもきちんと俳句について教養を深めたいなあと思っていた昨今、偶然本屋さんでこの文庫本が目につき購入。一句につき2ページでの解説でさくさくと読めるのもいいですし、文学に触れること自体も初めてだよという方向けに本当にわかりやすくやさしく書かれているのも印象よかったです。せいぜい子規や虚子や山頭火と授業で知った俳人くらいしか知らなかったので、知らない現代俳人がいっぱいでこんなにいっぱいいるんだなあと驚きでした。又吉さんとの対談もよき。

2018年8月28日

読書状況 読み終わった [2018年8月28日]
カテゴリ 教養

愛してやまないドーナッツ、コロッケの話、時に深刻な事態に発展する柿ピー問題、信用できないデジタル式体重計、尊敬すべき猫山さん、「かなり問題がある」自分自身、宇宙に発信される円周率とそれを唱えるおじさん……日本を代表する作家・村上春樹の、軽妙でラフな書き口がたまらないananに連載されたショートエッセイ。

春樹のエッセイが読みてぇ~~!!!ってなったのでブクオフで購入。私は基本エッセイにだけは手を出さないようにしているのですが──というのもやっぱり文章においては作家と作品はわけて考えたいので、エッセイ読んでえーこんな人だったんだなんんか好きじゃなーいと思うと文章まで好きじゃなくなってくるので(だからあとがきも読まない) ですが春樹はエッセイ読ませろ~~!!ってくらい文章が好きなので自主的にエッセイを買いました。人生30年以上生きてきて初です(作家はね。声優さんとかは買ったりしたけど)
2ページですぐ読めてしまうほんとに手頃なエッセイなんだけどもう読むたび爆笑してたww も~~ほんと面白い! よくこんなこと考えつくな…とか意外と庶民派だなーとか奥さん何者やねん…(マジで存在が謎)とかいろいろ思ってるうちにすーぐ読み終わってしまいました。2と3もあるので買わなければ!春樹が足りないんじゃ春樹が

2018年6月28日

読書状況 読み終わった [2018年6月28日]
カテゴリ エッセイ

奇妙な出来事に取り囲まれながらも、免色の娘と目される秋川まりえの肖像画を描き始めた“私”。ユズから送られた離婚届と、ユズが身ごもっているという事実を淡々と受け止めながらも免色、まりえ、そして騎士団長との奇妙な日々が続く。そんなある日、まりえが突如として失踪する。騎士団長から告げられたまりえを助けられるチャンスを逃すまいと“私”は死期の近い雨田具彦の元に向かう。そこに待ち構えていたのは──イデアが顕れ、メタファーが遷ろう。今こそ地中深くにもぐっていって、全ての“環”を閉じる時。その為に、騎士団長を殺さないといけない。

第一部をもりもりものすごい速度で読んだのに私も久しぶりに長編を書き始めた所為で読書するより執筆したい気持ちが強くて三分の一読んだくらいで以降全然読めず…執筆終わってからやっと読んだのですがすーーぐ読めました!それくらいおっもしろかったーー!! まさかのタイトル回収(春樹は毎回グロスプラッタ描写をいれなきゃいけないノルマでもあるんか)地底での冒険(これもノルマなのか)まりえ in 免色邸、そして元の形に戻っていく私とユズ…長編特有の「もう少しで終わってしまうんだな」という寂しさと切なさがあって終わって欲しくないなー! もっと読んでたいなー! って心から思いました。春樹~健康に気を付けてもっと長編書いてから亡くなってくれ~…(鬼か)
春樹の作品で女性が身ごもるってのは今まであんまりなかったような? とにかくすごいびっくりしました。これは春樹研究を専門にしている方のご意見とかを聞いてみたいやつ…! 個人的な印象ですが春樹作品の中ではすごく穏やかな終わり方をしているというか、ある意味では平和なハッピーエンドだなあと思います。元さやに戻る話と明言されてはいるものの本当に戻るんかこれ~~!?って感じだったしな!ねじまき鳥なんて奥さん戻ってこなかったからなそれに比べたらな! 既存の作品で例えるなら糖蜜パイみたいな感じかな。子供もいるからね。穴の中で過ごすところはそれこそねじまき鳥思い出したけど、あそこで無事に抜け出せたらユズに会いに行こうって思うところがすごーーい好き。めっちゃ好き。春樹の文章や表現に対して好き以外の感情と語彙がなくなるのどうにかした方がいいよ私。
あと年代が特定されていなかったのでエピローグで初めて東日本大震災について言及していてああ物語は震災前だったのかと思ったり、春樹の作品で東日本大震災描写あるのこれが最初かな? とか思ったり。あとあととにかくハラハラして最高にドキドキしたのがやっぱりまりえ in 免色邸ですね!! お母さんの衣服とは知らないで守られてるまりえ~~!!最高に運命~~~!! クローゼットの前にいた人物は一体誰だったんでしょう怖い! 物語自体も免色とは違うんだって感じでどこか決別する感じで終わるのもすごく好きでしたカッコイイ!ヒュー!
と、ブクログつけるために本を開いたりめくったりしながら書いてるわけですがキリがないのでこの辺で閉じておきます。最後の方で言及されている「信じる力」もすごく好きだし、ほっこりする終わり方も大好き。久しぶりにどっぷり春樹読めてすごく楽しかったです幸せ~~! 春樹~~死ぬまで長編書いてくれ~~(だから鬼か

2018年7月9日

読書状況 読み終わった [2018年7月9日]
カテゴリ 現代小説

妻から別れを切り出された肖像画家の私は洋画から転向した日本画家・雨田具彦がかつて住んだ邸宅に住み始める。そこには彼の未発表作品「騎士団長殺し」なる謎の絵が残されていた。同時期、謎の紳士・免色から肖像画を依頼され、後に彼の娘と目される少女の肖像を描くことになるのだが……そして、地中深くから音を発していた鈴を入手した私のもとに、騎士団長の姿を借りた“イデア”が現れる。不可思議な要素が孤独で静謐な日々をかき乱していく、1Q84以来待望の長編。

めちゃくちゃ久しぶりの春樹だったのですがまあ~~~~面白い!!! なんか久々に活字を浴びた!物語の面白さに身をゆだねた!!って感じで本当にすごく面白かった。まだ第一部なので(これ第二部で終わるのか?)話的には何とも言えないのですが、読むのが毎日楽しかったりとにかく読書の為に時間を取ってただひたすら読んだりとここ数年衰えていた読書活力が甦ったような気がしました。さす春樹。
プロローグに出てきた謎の人物(?)はまだ出てこないし、今回の最後の章で書かれたのは多分雨田具彦の話だろうし、いっぱいハテナが浮かんだ状態で終わったので第二部読むのが楽しみだ。春雨物語の二世の縁が出てきた時はびびりました。これ大学の時読んだーってなって。ちょっとホラーでしたね。免色があの穴の中に籠るの少しねじまき鳥思い出した。騎士団長というかイデアも謎過ぎるし、待て次巻。

2018年5月8日

読書状況 読み終わった [2018年5月8日]
カテゴリ 現代小説

数千を超える多数の種類、様々な形と華麗で奇抜な彩色で知られる雌雄同体生物ウミウシ。しかし彼(彼女)らは人間が想像もつかないような繁殖戦略に命を燃やしていた──!? ウミウシを中心としてたくましく生きる海の生物たち、行動生物学者たちの生態に迫り、さらには博物館のあり方にも迫るエッセイ。

これもちょっと理由あってウミウシについて知りたいと思って図書館で借りた本。全部がウミウシのことについてではなくラッコとかペンギンとかシーラカンスとかサンゴとか臨界実習とか水族館・博物館とか話題がいろいろと広くて、海や海の生物についても知識を深めたかったので結局全部読んでしまいましたね。全然知らない世界だったので面白かったです。行動生物学ということで筆者の方もダイビングしたり、シーラカンス研究者の方の冒険心や野心がすごいなと感じました。こういう学者さん尊敬出来る。

2018年4月7日

読書状況 読み終わった [2018年4月7日]
カテゴリ エッセイ

俳聖・松尾芭蕉の五ヶ月に渡る奥羽・北陸の旅日記。崇拝する西行の面影を偲び、雄大かつ過酷な自然に対峙し、源平合戦の昔を想う。紀行文に留まらない俳諧の真髄を貫く。

理由あっておくのほそ道を読もうと思ってそういえばビギクラにあったような……と思い手を取ってみた。文化文政の頃の文章は八犬伝読んでるけど元禄時代のやつって全然読んでないしましてや俳諧紀行文はめちゃ専門外だわ~となってしまった。ビギクラは最初に現代語訳で次に本文なんだけど文語文の簡素さに惚れ惚れしてしまったよね(そこ?
なんというかこの文章をそのまま旅行誌とかに載せてもいいなって思っちゃった。それくらいいろいろ浮かんでくるし実際におくのほそ道聖地巡礼したくなったりもしました。東北以外はオマケ程度なのかなと思ったけど越後~北陸の方もとてもよくて荒波やの句もそのまま情景が浮かんできてしまった。途中で曽良と別れるのはちょっとしんみりしてしまったけど最後に曽良含めた門人が沢山集まって旅のゴールを迎えてくれたのがなかなかにドラマチックでした(?)最後の句が最初の句と対句みたいになってるのも好きだしまだまだ旅に生きるという芭蕉の信念が伺えました。

2018年4月8日

読書状況 読み終わった [2018年4月8日]
カテゴリ 古典

天文部の一年生・麗子の携帯電話が盗聴され不気味な文書が届いているという事件を知ったノリミ。文書に書かれている麗子の恋人・羽矢人は借金取りに追われる若者だった。不審者に麗子が襲われる事件も起きてしまい、ノリミは捜査を開始するけれど、天文部で二人の関係が赤裸々につづられた日記が発見されてしまい…!?星座シリーズ第11弾。

相変わらずイチャイチャしやがってー!一線を超えた関係ばっかり想像してしまう清くない心ですまんな。そうしない二人は大人。一方で麦倉先生はどんだけ我慢してるんだと思うとにやにやする。事件の肝はそんな二人とは逆で一線超えたカップルだったけど。だからこそだったのかも。今回のタイトルの元となった言葉、リョウにしてはいいこと言うな…ってなった。話とは関係ないけど過去分詞って要は形容詞よね
景気が悪くなってったことが行間に表れてきているので読んでてどんよりする。バブルの頃の文章を知ってるだけに。逆に言うと表れるくらいかなり落差が激しかったんだろうなあと。なんつーか説教臭い文章になるとなんか白けちゃって読む気なくなるよね… ということでちびちびとした読書でした。ブクログつけるのも二ヶ月後になってしまったというていたらく。

2018年1月13日

読書状況 読み終わった [2018年1月13日]
カテゴリ ライトノベル

ノリミに言い寄った教師・堂島が渋谷で襲われ大怪我を負ってしまう。現場の調査に来たノリミは、るみねという中学生の少女から謎の暗号「155」が記された紙片を手渡される。るみねは、ノリミの知り合いで最近急に大人っぽくなったD組の桜宮望音が自分の“お姉さん”だと言うのだが――思春期特有の、鋭く、危うくも脆く儚い少女たちの思惑。星座シリーズ第十弾。

ぜんぜん本を読む気持ちになれなくてずいぶんちんたらと読んでしまっていました……ので内容を忘れていると言う。開幕から麦倉先生とノリミがイチャイチャしていてけしからんもっとやれとニヤニヤしました。
内容をきちんとつかめてないので感想らしい感想が書けないのですが、死ぬとか自殺とか、そういうこと口にしちゃいがちなのってなんかいかにも思春期だよなあ、とこの歳になったからこそ思ってしまった。未来があるからそんなこと言えるんだなって。時間の贅沢な使い方というか、ある種の平和ボケというか、悲観することが正義みたいな。そう思いました今更。あと堂島はクズだ…
日向先生のあとがきがなかなかにしみる。言葉はなくなるかも知れないけど込められたものはなくならない。大切なことは物語がどれだけ時代を映しているか。段々バブル崩壊後の現在まで続く鬱々とした感じがノリミたちの日常にも表れてきてて、その当時を封じ込めているなあと感じるので、ちゃんと出来てると思います。

2017年11月14日

読書状況 読み終わった [2017年11月14日]
カテゴリ ライトノベル

ツリーの齎したループ現象により、7月29日を繰り返す土岐島高校科学部は葵の浴衣が見たい!というカガハルの提案で七夕パーティを開催することに。無限に繰り返される7月29日の中で彼らは何を星に願うのか。ある者は未来を求め、ある者は喪失を怖れ、またある者は――発売から七年を超えても愛される名作・夏空のモノローグ。ファン待望のオリジナルエピソードでの小説版がついに発売。ディレクター・一ジョー氏監修のもと綴られる“何度目かの7月29日”!

夏空のループもの設定ゆえ、いつ読んでも楽しめるし、いつどこで挟んでも楽しめる。違和感がないのがすごいです。ゲームやってない人やハードがなくてゲーム出来ないよって方にもおすすめしたいんですが!みんなの全ての裏の事情(要は個別ルートに入らないとわからない設定など)が全部書かれているので未プレイの人にはおすすめできないかも。夏空是非やってください!スマホアプリ版が出来ましたので… でも裏を返せばそれだけ、夏空の熱心なファンにはたまらない作品であるということです。
特に良かったのは木野瀬くんと部長の駄菓子屋での会話と部長と綿森のシーンと部長の特異点での描写と……って全部部長やんけ!推しだからな。部長が過去最高に格好いいので我こそは科学部名誉部員と言う方は全員読んでください。あと先生と翔君の過去も良かったです、泣いた。ただこの小説の仕様上といいますか葵の視点からの文章はなかったのでそこはちょっと惜しいところかも知れません。でもホントにいい物語だったので夏空をプレイした皆さんは是非に!読んでください!ね!

2017年8月26日

読書状況 読み終わった [2017年8月26日]
カテゴリ ライトノベル

修学旅行先の岡山でノリミとそっくりな少女、雅と出会ったリョウ。偶然にもリョウの同級生・沢井やノリミの親友・幹世とペンフレンドだった彼女はある目的の為上京するのだが、沢井が何者かに襲われ怪我を負ってしまう。麦倉先生へのちょっとした嫉妬からリョウと探偵することになったノリミ。二人は雅が何らかの事情から代々木周辺の高校生と文通したがっていたことを知ったが、幹世まで襲われてしまい…!? いつもと違う視点で展開する、ちょっと毛色の違う星座シリーズ第九弾。

リョウ視点なのだけどそもそもリョウがあんま好きじゃないキャラなので読むのがつらかったり。普通に法律違反と言うか、今だったらあっこれ出版無理だな~とドン引きしたところがあって(未成年なのに飲酒、そのあとバイク乗って飲酒運転じゃん!!)やっぱ肩持てないわー。でも読者としては麦倉先生とノリミの秘密を知っている側なので別視点からというのは単純に面白かったし、ノリミがちょっとした嫉妬からリョウと探偵やるっていうのは可愛らしくてもえもえしました。
内容はビターというか、ノリミと麦倉先生もリアルにそうなったらヤバいなーという事件がきっかけになっていたり…この二人は大丈夫だろうけど、最後の締めが意外とあっさりしていたのでもっと悩む麦倉とかも読んでみたかったかも。そういえば幹世が怪我をしたところとして茗荷谷が出てくるんだけど馬琴さまのお墓参りで二回ほど行ったことがあるので、あああの道のこといってるんだなー二十年前もあんまり変わってなかったんだなーとなんか不思議で面白かったです。

2017年8月13日

読書状況 読み終わった [2017年8月13日]
カテゴリ ライトノベル

おばあちゃんが倒れてしまい、恋人の麦倉先生としばらく“同棲”の状態になってしまったノリミ。これまで以上に二人の関係を秘密にしなくちゃいけないそんな中、演劇部の松尾にノリミのことが好きと告白されてしまう。そして翌日、演劇部の練習中に何者かに襲われ松尾が怪我を負い……演劇部を舞台に次々起こる奇妙な事件。その魔の手、ついには麦倉まで…!? 星座に踊らされる少年少女たちのミステリー、いよいよ開演です!

同棲!!! これは薄い本が厚くなる展開!!と思ったが当然特に何もなかった。キスはしたけど。私だったら確実に一線超えさせてた…(こらこら そろそろ一緒に暮らしてるのバレそうな気もするけど。もういっそバラしてしまえばいいような感じもする。
今回は牡牛座の性格としてこうあるべき、という強迫観念にとらわれたところのある登場人物がいたけど、星座にしろ血液型にしろ(血液型なんて完全にインチキだけど)性格を固定する何かってのはちょっと怖いかもですね。
次の蟹座はもっと先だと思ってたんだけどリョウ視点だーリョウあんま好きじゃないから読むのもっと遅くなりそうという…

2017年7月23日

読書状況 読み終わった [2017年7月23日]
カテゴリ ライトノベル

二年生に進級し、不本意ながらもクラス委員になったノリミに降りかかる新たな事件。クイズ番組で優勝し、天才として一躍時の人となった五十嵐君が早朝の図書館で本棚の下敷きになって倒れていた? 彼と喧嘩していた小早川君に犯人の疑いがかかるけれど……世界史の先生に言い寄られたり、ノリミと麦倉先生の関係もバレてしまいそうになったり!? ドキドキの星座シリーズ第一部折り返し。

最初の人物紹介で恋人同士と紹介されていてニマニマする。ところどころ前より関係の進んだ描写があって尚更ニヤニヤしてました。それだけに例のシーンでは私のノリミに何してくれとんじゃー!と思ったりもして。犯罪ですよ犯罪。それ言うなら麦倉先生も犯罪だが。
今回は残された暗号が何を示すのかよくわからなくて、最後まで読み進めてそういうことーってなったり。しかし咄嗟にあんな暗号残せる犯人すごいな。どの作品でもそう思うけど。最後の方、まとめで何を真実とするのか、マニュアルに囚われない生き方というのを読んでいて、まるで自分に言われているようだった。うーむ胸が痛い。二十年前どころか三十年前くらいの古い作品なのに、ところどころ現代に合っているような気もします。

2017年7月1日

読書状況 読み終わった [2017年7月1日]
カテゴリ ライトノベル

バレンタインデーの近い冬のある日、T高の工事現場でE組の日野村が怪我を負った。ぶら下がっていたロープにはすぐ切れるような細工が施されていた。渋谷にたむろするチーム・レジスタンスのリーダーだった日野村。チームの仲間にも魔の手が伸びていく中、不気味な「方程式」が書かれたメモがノリミに届けられて……麦倉先生とノリミの仲も急接近? 星座シリーズ第六作。

祝キス!!!!!!ありがとうございます!ありがとうございます!!!このおかげでハッピーになれました。一年かけてやっとここまでこれたぜ!次巻からの紹介で恋人同士って書かれててむちゃくちゃ幸せ。
90年代初期の渋谷の、明るくないアングラな面をフィーチャーしたような話。センター街ってそういえば昔からあんまり治安よくないイメージあるわ。後書きで、集団心理が恐ろしいことを起こしたとあさま山荘事件についてちょっと触れててある意味リアルタイムさを感じた。もう当時でも既に昔のことだったけど。若者のチームの危うさについて書いてたわけだけど、これもやはり90年代初頭らしさを感じてやはりタイムスリップしたかのようだった。今何してるんだろう、日向先生。
最後らへんで先生が殺人が身近になりすぎてるって言ってて確かにと思った。私が殺人系の話を好まないのも、本来ならば忌避すべき話だから。もっと命や生活の大切さを考えるべきだね

2017年6月17日

読書状況 読み終わった [2017年6月17日]
カテゴリ ライトノベル

恋人のケンイチが先輩からキスされたところを目撃したノリミの従姉妹・ミサコは、傷心ゆえにノリミの家に家出してしまう。麦倉先生とノリミはT高で起こった新しい事件をミサコの協力を得て解こうとするけれど……交錯する二つの視点で綴られる事件の結末は。待望の星座シリーズと放課後シリーズのコラボレーション。

読み終わったのが三週間前ですっかり内容が飛んでしまっている…!放課後シリーズは読んだことないのですが一方のシリーズを知らなくても読めるというのがコラボの面白いところだし、そっちの方がいろいろ想像出来て楽しいところがあるかも。
同じ作品の中で別の視点で話が進んで結末が近付くごとにだんだん一つになっていくっていう手法がとても好きなので今回は面白かったです。人物が多くて舞台も広いのでより事件性が高くなったというか、ぐっとミステリ感が出たなあと言いますか。そういえばこの歳になってもトムソーヤー読んだことないんだよなあ。元ネタ知ってればもっと楽しめたかなと思います。

2017年5月13日

読書状況 読み終わった [2017年5月13日]
カテゴリ ライトノベル

学園祭当日、何やらワケありな雰囲気で麦倉と天文部員・智美が二人きりになるところを目撃したノリミ。自分への想いは嘘だったのかと疑心暗鬼になるが、翌日、智美は行方不明になってしまった?! そしてノリミのロッカーに残された謎の暗号と“やじろべえ”……二人は謎を解き、無事に智美を救い出すことが出来るのか? 緊迫度を増す星座シリーズ第四弾。

これまでと違って初めて事件らしい事件に巻き込まれたぞ~とか思ってしまったw いやその前のも事件といえば事件だったけど、誘拐とか身代金とかわりとシャレにならん。麦倉のボーナス結局どうなったんだっけ。実際には(ネタバレのため詳細は伏せるけど)大したことなかったからいいものを、50万は大金だよなあ…と思いながら読んでた私は小市民である笑 ターゲットとしてる読者層にはいまいちピンとこないけど絶妙にリアルな金額だ。
麦倉とノリミの関係には毎度ドキドキしてはよ堂々とくっつけ!と思ってるのだけど(ほぼ両想いだけど)今回は今までで一番ドキドキしたような…いやあのノリミが胸に抱かれようとしたところね。多分麦倉もノリミへの想いは本気なんだろうな。もう軽率に手ぇ出してほしい!犯罪だけど一つ屋根の下のほぼ許嫁同士の男女が清いままなんて(コラ キスするくらいならセーフなのでそこんとこよろしくお願いします(全然セーフじゃない)
善人でいること自体がストレスになるってのは意外と気付けない真理だよな~とか思ったり。やじろべえが天秤ってのはすぐわかったんだけどノリミと麦倉が気付かなかったのはちょっと意外な感じ。どうみても天秤なのにな… 次の乙女座は放課後シリーズとの越境! しかし星座シリーズ、12冊しか持ってないから刊行されてる分まで読み切れるか不安になってきた。。。図書館はしごしたり貸借頼まないとなあ

2017年4月18日

読書状況 読み終わった [2017年4月18日]
カテゴリ ライトノベル

校長先生が何者かに襲われ倒れているところを発見したノリミとリョウ。犯人は誰か、ノリミに言われ星占いを封印して推理し始める麦倉だがどうも調子が出ない。そんな中、大会出場停止となった野球部のマネージャーが自殺未遂を犯してしまい… 恋愛禁止の野球部の男女の想いが交錯し、推理ももつれる波乱の星座シリーズ第三巻。鍵を握るのは獅子座の運勢!

あらすじ書きにくい。事件もありつつちゃんとノリミと麦倉のイチャイチャもありつつニヤニヤしつつ読みました。でも前も書いたけどちゃんと本気じゃなかったらぶっ飛ばすからな麦倉…
ところで、一作目でも自殺しようとしたり今作でも自殺しようとしたりしてますが、すぐ死ぬだのなんだのする話になってしまうのは高校生というか子供らしい危うさが出てるなって思う。大人になってしばらく生きてみるとそうも言ってられなくなるし、ある意味若さでもあったんだなーなどと感じたりした。ところで本作、ただの26年前の少女小説だと思ってなめてかかって読んでたらとんでもないトリックが仕込まれていて目が点になってしまった。コバルトおそるべし! 是非読んで確かめてもらいたい。のだけどミステリ読み慣れてる人は大したことないかも。トリックに気付いて頭から読み返すとああ~~ってなりました。ていうか間を置きながら読んでると冒頭のことなんか忘れるよね…
今回も90年代初頭バブルの頃の雰囲気が出ててとてもよかったです。ドラマでもマンガでもそうだけどこういうのは風俗史の一つとしてもっと重要視されて欲しいですね。そうそう阿部寛さんがメンズノンノのモデルをしてる頃だったのでアベちゃんルビでさらっと出てきた時はびっくりしました。リアルタイムスリップ感あった…

2017年4月2日

読書状況 読み終わった [2017年4月2日]
カテゴリ ライトノベル

遠足の日、ノリミの貞操の危機を救ってくれた男の人は麦倉先生の古い友人だった。ところが翌日、藤堂と名乗るその彼の車が崖下に転落して行方不明に!? 明らかになる麦倉の過去の女性関係と、ノリミへの想い。コミカルでほのかで甘酸っぱい恋愛を織り込みながら、双子座の関係者を巡る事件をノリミと麦倉は無事に解決出来るのか? 生徒以上恋人未満の二人が織りなす星座シリーズ第二弾。

前回はミステリ要素はそんなになかったのだけど今回は結構がっつりミステリ入れてきてる感じがしました。ネタバレになってしまうから詳しくは書けないけど、ぬお!やられた!って感じで。今読んでる獅子座の恋愛事情もマジかよ…ットリック仕込まれて騙されました。麦倉が社会人だからそれなりに大人で、今回だと結婚とか妊娠とか中絶とか、関係者も深い事情を抱えてるわけだけどそれがまだ高校生のノリミが主人公なのも相俟って、自分からは遠い話題だけど深刻だなって思わせる。
でもその一方でノリミと麦倉先生のイチャイチャがも~~可愛いし、二人を応援したい私としては麦倉がどこまで本気なのか!って問いただしたい気持ち。ずっと前からノリミといつか結ばれるって思ってた設定はキュンときたけど。あれはやばい。麦倉がかなりオープンにノリミへの好意を口にしてるしまんざらでもない感じを殊更に出してるからもし本気じゃなかったらただじゃおかんぞ~~ッ!!って思うw この先どうなるんですかねッ!

2017年3月14日

読書状況 読み終わった [2017年3月14日]
カテゴリ ライトノベル

もうすぐ高校に入学する大野ノリミはあることが苦になって家出をし、自殺さえ考えたけれど、そんなノリミを思いとどまらせてくれた青年はなんとノリミの担任の先生にして、一つ屋根の下で同居することになった麦倉先生だった! そして始まる高校生活、ノリミは様々な身の危険に晒される。同時に同級生が自殺未遂、友達が行方不明にもなったり――星占いで事件を解決? 教師と生徒の甘酸っぱくて切ない関係が織りなす日常ミステリー&ラブコメディの第一作。

10年前くらいに星座にハマっていたときブックオフで見つけて一気に12星座ぶん買ったのですが、それをずっとしまっていたもの。を、去年の年明けに見つけ、気が向いたら読もうかしら? と。読書のリハビリとして読み始めました。あと昔の少女向け小説って好きだなと感じたので。
んあ~~~~麦倉先生とノリミにきゅんきゅんするわ!! 年の差好きな人は読んでほしい。麦倉先生はお調子者で子供っぽいところもあるけどちゃんと大人の分別があるし落ち着いてるし、かと思ったらノリミに軽率にお嫁にこない?的なこというし無理です 犯罪ですよ現代だったら! いや、89年に出た作品だからこれくらいしてしまえるのがすごい、ありがとう時代……この先この二人は順調に結ばれていくのでしょうか……結ばれていってほしい!
ところで私バブル時代がすごく好きな珍しいやつなんですけど、あんまバブルの頃が舞台の作品ないなーって思ってたんですけどこれ読んで初めて気付いた。そうだ!! バブルの頃に出た現代舞台の作品を読めばそれつまりバブルの頃、90年代初頭の雰囲気が舞台の作品じゃん!!!って。この星座シリーズはそれに見事合致してたんですよねえええ。だからいろいろ小道具とか言葉遣いとかが微妙に、絶妙にダサかったり古かったりするんですよね。それがたまらなく好き!です。
あと私は地方の人間なので、この作品は渋谷が舞台なのですが、たぶん東京の地理に明るい人だったらいろいろわかることもあるんだろうなーと思いながらも行ったことのない都会のいろんなところを歩いているような疑似体験もほんのり出来る気がしていろいろ憧れがつまった本でした。後書きも苦手なんですが読んでみたら日向氏の人柄の良さが伝わってくるほっこりした文章で好感度大です。次は私の星座の双子座だ~!

2017年2月24日

読書状況 読み終わった [2017年2月24日]
カテゴリ ライトノベル

森の奥の城に住むのは、呪いで野獣の姿に変えられてしまった王子様。彼の呪いを解くのには、誰かを心から愛さなければならなかった。城に迷い込んだ商人は野獣に脅され、その娘ベルを差し出したのだが、野獣とベルは次第に心を通わせていって――名作「美女と野獣」をはじめ七つの物語を収録。

美女と野獣は今度実写もあるし(吹き替えキャストがすごいんだそう)ディズニーで一番好きで小さい頃は何度も何度もビデオを見ていたので一度原作読んでみたかったのですが、一般に知られている話とは結構違ってるんだなーと思ったり。改めてディズニーのアレンジの巧みさに感心したんだけど、これ以外の話も実に教訓じみてるというか寓話というか説話というか……童話っていうほど心温まるわけでもなく、どこかピリッとしたお説教じみてるところもあって(訳者さんにもよるのかも知れないけど)正直言えば結構つまらなかったな…というところ。まあこっちも最近あんまり読書に身が入らない所為もあるんですが。

2017年2月3日

読書状況 読み終わった [2017年2月3日]
カテゴリ 翻訳小説

元王子様でバイトに精を出すダイカ。彼が働くコンビニでアイスを買ったら、くじから貧乏くじを引いてしまったサトミは突然カオルンと共に誘拐され、目が覚めると見たこともない巨大な豪華客船に! みょうちきりんな江戸弁をまくし立てる人達からお姫様のようなもてなしを受けるサトミとカオルンだけど、一体誰が自分達をここに連れて来たのかわからない。男子達はそれぞれ船に乗り込んでサトミを助けようとするけれど、そこに現れたのは金色の髪と小麦色の肌の、ダイカにそっくりな男の子で――
ダイカの弟・ヒナキついに登場!サトミを無理やりお妃にしようとする彼に男子達が躍起になって猛烈アピール、しかし彼の本当の目的は……ダイカとヒナキは仲直りできるのか!? そしてサトミは誰を選ぶのか! シリーズ五周年おめでとう、待望の新刊です!

夏休みでリゾート、ただし船の上、みたいなっ! ここのところ読書欲や集中力が薄れてしまってちんたらどころか全然読んでなかったのですが一旦集中したら一気に読めてしまいました。ダイカ……元王子様でバイトしまくってるとかどこぞのワケあってアイドルを彷彿してしまうんですがそれは…
一番ぐっと来たのは女の子だからって男の子の誰かを選ばなきゃいけないの?ってサトミが思うところ。アラサーのおばさんが言うことではないかもしれないが、いやむしろこの婚期を逃している私だからぐわっときたのかも知れないけど……そして人生を船に例えるところもすごくよかった。そうだよね、人生は船旅なのだ。そーのふねーをこいでゆけーぇ!おーまえの手でこいでゆけぇー(違 ここホントにすごく響いて、もうこれゴールデンタイムのドラマだったらいいね!が五万回くらい押されてると思いました。

待望のヒナキ登場ですごーい嬉しい! 色白の兄と褐色の弟って外見的な組み合わせもいいし、本当は衝突したくないからいろいろ気を遣ってるっていうのにキュンとしてしまった。もっと、それこそ何巻にも渡って壮絶な兄弟げんかを繰り広げると思って戦々恐々としていたけどそんなことはなかったw 角川つばさ文庫は優しい世界だったw いつかまたサトミちゃんちにでも遊びに来るといいなー
シモウサ王国の設定は実際にあったら面白そうだなーと思ったんですがこれってガルパンの学園艦ですよねw??ってなったりしたw 江戸弁喋る国民に笑った。これお笑いのDVDだったら全員関西弁だったんだろうなw お父さんとお母さんも平和に暮らしてるようでそれが本当に安心した。でシンベーが結局ただのコアラってことで秘密が明かされるかもとわくわくしてたんだけどちょっとガッカリーだった。シンベーいつ男の子になってくれるんだろうか…
そして五周年ということに気付かなかったです。私がサトミちゃん読み始めたのは2012年からだったし。私にとっては来年が五周年ですね。次回はどの八犬伝キャラクターが出て来るのか楽しみです。

2016年12月10日

読書状況 読み終わった [2016年12月10日]

春子はライバルのいない全国大会で優勝し、オリンピックを目指せるレベルにまで上達する。夏子もまた照子のもとを離れ、ついに上京する。テレビ出演も増え確実にスターへの道を歩む一方でレコードの売り上げは芳しくなく……若きライバルも増えた春子はオリンピックへ出場出来るのか。そして夏子はあの紅白歌合戦に出場出来るのか。二人の輝かしき娘の魂を金なるものにした肝っ玉母さん・照子の夢が叶う時がくる! 朝ドラ「てるてる家族」原作小説完結編。

下巻ラスト。意外とあっさり書かれてるんだけど、要所要所では締めてます。夏子の芸能活動のエピソードとかはいしだあゆみさんの実際のエピソードがまじっているのかな? てるてるでは冬子のパンに救われた夏子の涙のところが、ここでは特に救われずに泣いたままだったので切なかった…いつの時代でも親元を離れて一人で頑張る少年少女というのはつらいものがあるのだろう。
春子のストーリーで特に感動したのは国体で優勝した春子の演技のシーン。ええー雪降ってる屋外で滑るんかいなー!ってびっくりしつつも、読んでるだけで情景がザーッと浮かんで映画を見てるようだった。とても緊張する一瞬、春子が春子とだけと踊っている……まさに孤高のスポーツにして芸術であるところのフィギュアスケートの、演者にしか見られない一瞬を覗いてしまったかのような深みがありました。いやあいいですわ。オリンピックへの切符を掴んだところはドラマでも盛り上がったところだけど原作でもよかったです。
帯にも書いてあってほーと感心してしまったのは、ドラマでも言ってたけど春男が照子にイースト菌になれって話す前に錬金術の話をするところ。人と人が協力し合うことで人は金になれるっていうの、はーっとしてしまったです。

とても面白い上中下巻だったけど個人的にはやっぱりドラマがいい!原作はあくまで原作として好きですけどね。今からでもてるてるのシナリオ集とか出ればいいのにな…

2016年10月28日

読書状況 読み終わった [2016年10月28日]
カテゴリ 現代小説

スケートの上達がめざましい春子は、トップクラスのスケートコーチである稲田悦子に師事し来る日も来る日も厳しいレッスンに明け暮れるが、財力の差かどうしても三位どまり。それどころか急性肝炎で倒れてしまい、四ヶ月も練習を休まなければならなくなった。一方夏子は参考出場で優勝が認められなかった所為でスケートへの熱意を失くしてしまうが、それがきっかけとなり芸能界へスカウトされ、スターへの道を歩み始める。そんな中、照子が激痛に倒れ、更に春男に、匂いたつ色気のある未亡人との浮気が発覚し…!? 大阪池田の栄町商店街の小さなパン屋、肝っ玉母さん照子とあかんたれ主人の春男と輝く姉・のんびりな妹の四姉妹の姿を描くユーモア家族小説・波乱の中巻!

相変わらずの遅い読書です。チンタラ読んでおりましたがてるてる家族の余韻はまだ続いております。ドラマで言うと第10週くらいまでの内容かな? という感じですが、中巻でやっと稲田先生が登場したり、意外と遅い展開なんだなと思ったり。あとドラマと違って春男の浮気が妙に生々しい感じでしたw 温泉行ったとかちょっとどーゆーことだ! 春子の方はドラマよりも厳しいレッスン内容にきっと史実の石田治子選手もこんなだったんだろうなと思うと厳しさにくらくらしました。大阪と東京、7時間もかかってたのか昔は… あと照子の病気の描写も痛々しくてキツかったです>< 何気に照子命の危機だったんだなあ… それにしても秋子と冬子は全く出てこないなあ。それだけでもドラマとは全く違う。下巻では春子のオリンピック、夏子の紅白まで一気に描かれるんだろうか。楽しみです。

2016年10月22日

読書状況 読み終わった [2016年10月22日]
カテゴリ 現代小説

舞台は戦後まもなく大阪池田の栄町商店街。復員後佐世保で修業しパン工場を始めた岩田春男とその妻・照子と、春夏秋冬の名を持つ賑やかな四姉妹。ある日映画で見かけたテレビジョンに照子は強く惹かれ、テレビジョン付喫茶店は儲かる!と始めた喫茶店・シャトーはその通り連日大入りで大繁盛する。その勢いに目をつけられ、梅田スケートリンクに二号店を出すことになるが、そこで娘の春子と夏子はフィギュアスケートの道を進むことになるのだが…… 2003年度後期朝ドラ「てるてる家族」原作。日本のどこもかしこも再生へのエネルギーに満ちていた戦後、「これからがあたしの青春なんや!」と“天の声”を信じて猛進する人一倍パワフルな肝っ玉お母さん・照子と気弱な“あかんたれ”だが優しいお父さん・春男と個性豊かな四姉妹が織りなすホームコメディー。

てるてる家族再放送ありがとう!ありがとおおおおう!!!(いきなりなんだ)噂には聞いていましたが予想以上にすごい朝ドラでした。あまちゃん超えてお気に入りの一作になりました。最終回の余韻もさめやらないまま「てるロス」にならないようあらかじめ買っておいたこの原作本を読むことにしました。あくまで原作でありドラマの内容とは大分違っているのですが、ドラマが上手く原作を取り入れたりアレンジしているんだな~ということがわかるのでドラマに満足した方は是非これも読むといいです。時折クスッと笑えるのもいい。ドラマでは描かれなかった春男と結婚する前の照子が(短いですが)書かれているのもいいと思います。なので照子主役のスピンオフみたいな感じ。まだまだ序盤なので感想は短いですが多分ドラマとは違って春子夏子がメインとなっていくんだろうなー、ドラマではやらなかったエピソードとか楽しみだなー。

2016年10月9日

読書状況 読み終わった [2016年10月9日]
カテゴリ 現代小説

ハワイから英語指導助手として岐阜高山にやってきた日系四世のさくらは夏休みの出来事がきっかけで同僚教師・桂木のことが気になり始めてしまう。そんなある日、突然婚約者のフリをしろとその桂木に頼まれてしまい、彼の実家に行くことに。そこには桂木のかつての恋人もいて――果たして二人の関係はどうなってしまうのか。沢田と別れた奥さんのこと、みどりの出産、文化祭に出られないピンチなど次々とさくらには様々な出来事が。そして、さくらたち外国人の集う場所であった小料理屋・レオナルドに突き付けられた立ち退き命令。それを出したのは、他でもないさくらの婚約者・ロバートだった……日本人とアメリカ人の間で揺れ動くさくらが辿る道は。2002年度前期のNHK連続テレビ小説こと朝ドラ。異色の異国育ちヒロインによる、高視聴率を記録した作品のノベライズ下巻。

↑あらすじに書ききれないほどいろんなこといっぱいでやっぱり朝ドラって半年間放送するだけあって回数も多いし長いしいっぱいいろんな話あるよな~としみじみしてしまった。お母さんの作家活動の話とかも意外と面白かったし、みどりの出産エピソードもよかった。沢田先生となよ子のエピソードも好きだな。特に指輪返しにきたところから結納を阻止しに行く下りのところ。すごいキュンとした。勿論今やったらこれは炎上するだろうし、SNSでボロクソに叩かれるだろうな~ってところも結構あるんだけど、それを加味してもノベライズでもそこそこ面白かったのでやっぱ本編見てみたいなと思いました。特にレオナルドの危機には思わず涙ぐんでしまうところもあった。あとロバートに別れを告げられて呆然としたさくらが、無理に明るく振る舞っておじいちゃんに言われるまで自分の悲しさを押し殺してたところなんて、これノベライズでも良かったから本編どんだけよかったかな~ってすごい気になった。明るい主人公が、闇堕ちじゃないけど元気をなくしてしまっておかしくなるみたいなの好きなんですよね。結局ロバートとはヨリ戻すのかなあ。個人的にはやっぱ桂木先生とくっついてほしかった。
ただ、最後の方が単なるあらすじのような書き方になってたことだけが不満。ああこれは尺が足りないんだなーとは思ったけど、他の朝ドラノベライズもこんな感じならちょっとどころかかなり残念である。やっぱ朝ドラはドラマ本編見ないとね。だからNHKお願いさくら再放送してくれい!

2016年10月5日

読書状況 読み終わった [2016年10月5日]
カテゴリ ノベライズ
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