泉鏡花集 黒壁―文豪怪談傑作選 (ちくま文庫)

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本棚登録 : 161
レビュー : 10
著者 :
制作 : 東雅夫 
tamakiさん 純文学   読み終わった 

こよなく怪談噺を愛し、また自身も膨大な数の怪異譚を著した、日本文学史上唯一の別枠で語られるべき文豪・泉鏡花。文庫未収録の作品の中から選りすぐりの怪異譚を収録。読み終える頃には「女怪幻想」の虜になっていることでしょう。

八犬伝読書の合間合間に読んでたのでおよそ一年から二年ほどかけて読んでました。順番にじゃなくて、短編から優先的に。怪談集と銘打ってあるとおりオール怪談。だいたい女の人の幽霊がでてきたり、あと蛇だったり。蛇。へびへびへび。尼ヶ紅はマムシだけど。嫌いなのに何度も作品のモチーフとして出してるってことは本当に嫌悪してたんだろう。
正直有名どころは何一つ入ってないので、まさしく鏡花ファンか鏡花に興味ある人じゃないと挑戦できない一冊。まあ私も鏡花ファン気取りながら相変わらず読みにくかったりする。今回も四苦八苦でした。慣れていきたいので今後も継続して読んでいきたいっす。
怪談小説の他には遺稿も収録してあります。それとは別に談話的な「幼い頃の記憶」というのがあるけどこれがかなり綺麗でどことなく切ない儚い話でこれ読んで「やっぱ鏡花好きやわ……」ってうっとりするんやけどでもあとで難解な文章読んで玉砕するから気をつけろ!いつものことです。「甲乙」「幻往来」「紫障子」辺りが好きです。

レビュー投稿日
2012年4月26日
読了日
2012年4月24日
本棚登録日
2012年4月12日
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