新書太閤記 (四) (講談社文庫)

  • 講談社 (1986年7月1日発売)
本で見る
3.33
  • (0)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 14
感想 : 3
4

長篠の戦いの後、中国での毛利氏との戦いが開始。
黒田官兵衛が登場し、竹中半兵衛が病死する。

悪の曹操を英雄にした吉川英治先生だけあって、
勝頼公も敗れたのは当人の責任としてつつも、
完全なアホとしては描いてはいない。

そして後に秀吉のライバルになる(はずだった)
家康公も三方原で討ち死にした武将の母親が出てきて、
諫められた後、成長したような描き方がされており、
初登場時とは別人のように格好良くなった。

柴田勝家だけはつまらない人物で悪役だが、
ほとんどの登場人物が魅力的に描かれている。
さすがは吉川英治先生である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2011年10月29日
読了日 : 2011年10月26日
本棚登録日 : 2011年9月25日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする