長篠の戦いの後、中国での毛利氏との戦いが開始。
黒田官兵衛が登場し、竹中半兵衛が病死する。
悪の曹操を英雄にした吉川英治先生だけあって、
勝頼公も敗れたのは当人の責任としてつつも、
完全なアホとしては描いてはいない。
そして後に秀吉のライバルになる(はずだった)
家康公も三方原で討ち死にした武将の母親が出てきて、
諫められた後、成長したような描き方がされており、
初登場時とは別人のように格好良くなった。
柴田勝家だけはつまらない人物で悪役だが、
ほとんどの登場人物が魅力的に描かれている。
さすがは吉川英治先生である。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2011年10月29日
- 読了日 : 2011年10月26日
- 本棚登録日 : 2011年9月25日
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