本棚探偵最後の挨拶

著者 :
  • 双葉社 (2014年4月16日発売)
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本棚登録 : 109
感想 : 15
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本まみれのエッセイ。シリーズ(一応)最終巻。
ほぼスカのものしか入ってないであろう炎天下のコンテナを渉猟する「真夏のコンテナ」
少年探偵団の小林少年と同じように本棚に擬態する「四十二年後からの使者」
文字通り本に埋もれた日下三蔵邸での年末恒例大片づけの顛末「ゴジラ対キングギドラ」「エイリアン対プレデター」「グレートマジンガー対ゲッターロボ」
いずれ劣らぬ書痴の日常が楽しめる。
読みながら(←黄泉ながらって変換するうちのPC大丈夫か)
「3分の1くらいしか出てくる本判らないし、私はまだ大丈夫」(←何が大丈夫か?わかるのがある時点で大丈夫ではないのでは?)
と思った。
確か同じことをCOCO『今日の早川さん』でも思ったな…と思い出した。
ええ、ワタクシなどまだまだww青二才ですからww

装幀原案・題字・イラスト / 喜国 雅彦
本文&月報レイアウト・デザイン協力 / ミルキィ・イソベ(ストゥディオ・パラボリカ)
初出 / 『小説推理』2009年1月号~2013年2月号

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2015
感想投稿日 : 2015年4月12日
読了日 : 2015年4月12日
本棚登録日 : 2015年4月12日

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