凜として弓を引く (講談社文庫 あ 149-1)

著者 :
  • 講談社 (2021年10月15日発売)
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引越してきたばかりで4月から高校に進学する
16歳の矢口楓

家族構成は

学生時代に剣道を齧ってたという
サラリーマンの父と薬剤師の母で共働き家庭
弟は中学でサッカーに夢中の大翔

父方の祖母は茶道の先生
(後に高い道具代を払ってくれる矢口家の大蔵省デス)

春休み

引越し先を散策中に神社の境内に入りこむ楓ちゃん。

そこで併設の弓道場を見かける

凛とした空気感に魅せられていたところ

それをチェックしていた教室のイケメンに声をかけられ

体験教室を6日間、受けることに。

進学先の高校には弓道はなく

中学の時のテニス部での

最後の試合のミスの悔しさから

高校でもテニス部に入る事で

自分へのリベンジを決めていた楓。

リノベというのかな…こういうの。

確か今年の本屋大賞である“成瀬は天下をとりに行く”の挿絵と同じですよね。

ごく普通っぽい当たり前の青春時代が描かれていて

こんな風に、
あるよね高校生って!という
アルアルねた的な高校での出来事なども記されてありますので

大人も楽しめるかと思われます。

下腹部中央にある丹田のことも描かれてました。

あと楓が注意される場面

雑な動きは態度で分かると言われるんですね。

“ちゃんとしない人”という表現方法もありますが

この弓道での一連は若い楓ちゃんへの教育にも似通っていて

人格を否定するものではなく

全部やり終える前に意識が次に向いてるから

やることが雑になると。

せっかく弓道やるなら丁寧にと指導され反省する楓ちゃん。

これからは気をつけようとなり

新品だから当たり前のカケも心なしか艶が増したように見えると。

Netflixで見た舞妓さんちの賄いさんでの台所の掃除の場面でも感じた場面でした。

その心なしかました艶が目に浮かびます。

だからと言ってワタシの雑さは治らないと思うけど。

丹田、意識の置き方を繰り返しフローへ持っていくことなどは想像できる描写かなと思われます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年4月28日
読了日 : 2024年4月26日
本棚登録日 : 2024年4月23日

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