時が止まった部屋:遺品整理人がミニチュアで伝える孤独死のはなし

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本棚登録 : 259
レビュー : 38
著者 :
tamazusa_doさん  未設定  読み終わった 

とても興味を持ったものの、読み始めるのが少し怖かった。
紹介記事と作者のインタビューを読んだことがあったので、方向性は分かっていましたが。

まず、ミニチュアはとても細かいところまで出来ていて、状況が良く分かる。
けれど、本物でない分、生々しさが軽減されていてショックは最低限に抑えられている。
遺品は、その人の生きてきた証し。
遺品整理人が部屋に入る時には、すでにご遺体は警察によって運び出されているが、残された物たちはさまざまな出来事を語るのだろう。

問題になっている“孤独死”に対して、「孤独死が悪いのではなく、発見されるまでの期間が問題」と語る。
報道のされ方にも焦れる部分があるのだろう。
どうしても伝えたいことがあって、この本になったようだ。
若いお嬢さんなのに、と書くと少し差別的かもしれないが、とてもたくさんの人生を見たのだろうな、と思う。
しっかりした考え方に頷けることが多い。
死に方、それにはまず生き方をもう一度考えてみようという気持ちになった。
こういう形で本にする、人に伝えるということで、彼女自身の思いも昇華されたのではないかと思う。

大家さんは入居者に孤独死されるととても困る。
そういう方への具体的なアドバイスもある。

第1章 音信不通の父親
第2章 ごみ屋敷それぞれの事情
第3章 家のなかの密室
 トイレでの孤独死/お風呂での孤独死
第4章 遺品の多い部屋
第5章 壁に残された「ゴメン」
第6章 残されたペットたち
第7章 終の棲家

レビュー投稿日
2019年11月18日
読了日
2019年11月18日
本棚登録日
2019年11月18日
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