多種多様な書きぶりが楽しめる代わり、どうしても入ってこない文章もある。気に入った文章はもっと読みたくて物足りなくなる。平均で星3つ。
猫について語る時どうしても別れに触れることがあるのは寿命の違いで機会が必ずあるからで、仕方ない。仕方ないと分かっていても、自分が猫と別れた時のことも思い出してとても辛い。
家族以外には話しても気を遣わせてしまうから言えないけれど、こうして文字になった他人の話を聞くことで、分かち合えた気がして慰められるようにも思えた。
「猫との別れは子供と祖父と連れ合いを一遍に亡くしたような気がするからだ」
自分の猫が死んだ時、何であんなに悲しかったか、いつ思い出してもいつまでも悲しいのは何故か、整理がつかない理由を教えてもらえた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年3月6日
- 読了日 : 2020年3月6日
- 本棚登録日 : 2020年3月6日
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