無限の網――草間彌生自伝

  • 作品社 (2003年3月31日発売)
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本棚登録 : 213
感想 : 30
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圧倒的な何か、エネルギーの放出というか…でもひとことで語ってしまうには陳腐すぎる。肯定も否定もしない。それが最大級の彼女への讃辞だと思う。都会に生まれた私は、彼女とは対照的なのかもしれないが(松本とニューヨーク)、故郷に絶望しながら、故郷を希求する自分の存在を認めることができると…いいのかも。それが一番難しくて、でも、それが生きることなのかもしれない。その苦しい狭間が深い自己探求と自己解放、誰が何と言おうと私は私、ということなのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年5月8日
読了日 : 2012年5月8日
本棚登録日 : 2012年4月19日

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