セルフビルド

  • 交通新聞社 (2008年4月1日発売)
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本棚登録 : 50
感想 : 3
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※自分用メモ

【出会い】
西荻窪のオーガニック志向なセレクト本屋で。
往来堂でも別のセルフビルド本が気になっていて、これは石山修武がまとめていて中もおもしろそうだったので。
将来のセルフビルドのために!

【概要】
セルフビルド事例集。
大きくて豊富なカラー写真満載。

【感想】
どれもこれもよくもこんなものつくったなと・・・手間とこだわりがかかっているのが思い入れの強さということでしょう。
住宅・建築物だけでないものも入っていておもしろい。というか、そういう事例は現代の既成概念としての建築というものを揺さぶる威力をもっている。

日本では戦後の大量生産的な流れに乗った「建築」というものが成立する前には、建築活動は大工職人によって支えられていたと指摘されている(p.129)。
それでは、大工という職能はいつごろ確立してきたのだろうか。
すなわち、個々人はいつセルフビルドをやめて外部化するようになったのか。

トマソンもそうだが、既製品の枠を飛び越えるもののおもしろさといったらない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 娯楽/教養
感想投稿日 : 2012年10月26日
読了日 : 2012年11月10日
本棚登録日 : 2012年10月26日

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