「侠骨記」「布衣の人」「買われた宰相」の3編。「侠骨記」はどうも苦手。無味乾燥という印象。歴史書(漢書とか三国志とか)を下手な小説風に訳したイメージ。「布衣の人」の主人公は知名度の低い人物か架空の人物かとみせかかけて最後に正体が明かされる。宮城谷さんらしい主人公の造形でおもしろい。「買われた宰相」。作者の独創もあっておもしろいんだが、ちょっと長かったか。私が流せばいいのにという部分を詳しく書いているような気がして。そうなるとどうも詰まらなく感じてしまう。
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- 感想投稿日 : 2019年8月3日
- 読了日 : 2019年7月27日
- 本棚登録日 : 2019年8月3日
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