■動乱期にモノをいう5つの読書法(小宮コンサルタンツ代表取締役 小宮 一慶)
・環境が厳しくなると実力のない人から淘汰せれていきます。ホンモノしか生き残れない。そういう時期に何をすべきかといえば、まずは自分の仕事と当面の財産を確保することです。
・一流の学者が一般向けに書いた本や、超一流の経営者の本がこの読み方(レベル2)にふさわしく、論理思考に優れた人に論理を追っていくことで、読む側の論理的志向能力を上げていくことができます。
・重読はいい本を見つけて詠む時間を決めるのがいいと思います。私の場合、寝る前と決めています。それもたくさんは読まない。
・自分の仕事にかかわる本質的な部分、自分の仕事の根幹をなしている基礎の部分を勉強し、仕事の理論付け、背景付けがきっちりできている人はものすごく成長します。オン・ザ・ジョブによって右から左に仕事をこなす能力は上がります。しかし、自分の仕事の本質部分を勉強するのはオン・ザ・ジョブでは限界がある。
・今の時期にお勧めしたいのは本当に成功した人たちの本。私は最近読んでよかったのは羽生善治さんの『決断力』と阪神の金本知憲さんの『覚悟のすすめ』。それから京セラの稲盛和夫名誉会長の『生き方』です。自分が志した領域でやりたいことをやり遂げた人たちの\\\"生き方\\\"には人生の本質がある。
■「役職別」力をためる、グンと伸びる105冊
●若手社員(元P&G米国本社副社長 Horoko Wada)
・多様化する社会の中で日本人は日本のことを知る必要がある。『Giants of Japan』には、吉田 茂や王 貞治など、日本の文化や思想に影響を与えた30人の日本人が登場する。日本の精神性や文化性に与えた影響が海外からの視点で説明されている。
●中堅社員(カルチュア・コンビニエンス・クラブ取締役 柴田 励司)
・仕事においては、上司・部下の関係をあまり気にせず、自分の信念に基づいて行動した方がよい。仕事の出来、不出来をきめるのはまず自分自身であり、二番目がお客様、三番目が上司であるべきだ。
・仕事ができる人はたいてい上司のことは気にしていない。上司は使うものだと思って仕事をしている人が多い。上下の関係ではなく、自分の仕事をする上でのパートナーとして接することが必要だ。
■「独立・転職」氷河期に成功率を上げる20冊
・『道をひらく』松下幸之助・著 PHP研究所
うまくいかないとき、迷いが増したときに読むと、たくさんのヒントをもらえる本です。
・『なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣』小笹芳央・著 PHP文庫
ずばり、時間短縮本です。実際にそのとおりにやると、大概の人は仕事が早くなると思います。
基本的な仕事を手早くこなす技術は、逆にいえば転職先での「第一印象」を効果的に高めることになる。「ルーティンの仕事を早く終わらせられるからこそ、付加価値を生むための時間もつくることができる」を評価されるからだ。
・『アウトサイダー』コリン・ウィルソン・著 集英社文庫
立志伝のなかには、失敗談がかかれないことが多い。ここには生生しく描かれています。
・『西国立志伝』サミュエル・スマイルズ・著 講談社学術文庫
何百もの人物、それもほとんど知らない人が登場する伝記。刺激を受けられる本です。
■東国原知事の秘密の成功ノート初公開!
・40代で大学に入って勉強し、自分の意見を述べることへの恐れがなくなった。頭がよくなったのとは違う。一種の覚悟みたいなものだ。
・僕のモットーは、繰り返すことを恐れないことだ。
・僕は、知事に就任したときに、「私はわからないことがあったら、どんなにつまらないことでもたずねていくタイプの人間です。・・・」という趣旨のことを県庁の職員たちに話した。
・僕が実践している記憶術は、他人に尋ねること。他人から教わったことは不思議と記憶に残る。ことわざでも「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」というが・・・
- 感想投稿日 : 2009年1月15日
- 本棚登録日 : 2009年1月15日
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