交易する人間(ホモ・コムニカンス) (講談社選書メチエ)

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レビュー : 4
著者 :
たにちゅーさん  未設定  読み終わった 

Thu, 09 Dec 2010

モースの贈与論を下敷きにしつつ,コミュニケーションに加え贈与や交換といった行為も含めて「交易」と,とらえ,議論する.
先に,同メチエシリーズの「愛と経済のロゴス」を読んでいたので,モースの贈与論は大体わかるかんじだった.

ただ,贈与と交換,とくに市場経済を区別する中で,いわゆるドライな経済で,抜け落ちてしまう項がある,というのを再び意識するにはよかった.

たとえば,それは,マウリ族の ハオ だ.
贈り物と共に移動する空気のようなもの?ハオ.

交換,貨幣経済になった後も,うっすらと残っている,それは,私たちの社会を微妙に支配している.
政治献金なんかもおおいに,これかもしれないな.

「交易」として言語的なコミュニケーションと経済的なコミュニケーションを重ね合わせる視点は,多種体間協調を言語的なものから,貨幣的なものへと広げていっている視点と重なり,興味深く思った.

レビュー投稿日
2015年1月5日
読了日
2010年12月9日
本棚登録日
2015年1月5日
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