面白いかったけど専門書というよりかはコラムちっくな面があるなー

2017年3月11日

読書状況 読み終わった [2017年3月11日]

読んだ。難しかったです。

2017年2月27日

読書状況 読み終わった [2017年2月27日]

教育ディベートについてよくわかる本。
オススメ。

2017年2月4日

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統合失調症患者の生の記録
統合失調症に興味のある人には代え難く面白いと思う

2017年2月4日

読書状況 読み終わった [2017年2月4日]

Wed, 29 Dec 2010

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さて,2010年は理系・情報系の研究者が記号論にかかわる挑戦的な本を立て続けに出版したメモリアルな年であろう.
一つが「コミュニケーションするロボットは創れるか―記号創発システムへの構成論的アプローチ」谷口忠大(3月発売) であり,もう一冊が「記号と再帰 記号論の形式,プログラムの必然」田中久美子(6月発売)である.
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とかいう文章だれか書いてくれないかなぁ・・・(贅沢).

ロボカップにかかわられたりしていて,領域的にも近い感じのある先生だ.
とはいえ,シンボルグラウンディング問題に関わる記号の意味付けについて議論した私自身の著書とは,内容的にはかなり独立性が高い.

Semioticaなど,一流の記号論系の雑誌に発表した内容を,英語で出版した後に,日本語で出版したという本.

ざくっと言えば,「プログラミング言語の記号論」だ.
プログラミング言語の諸相を軸にしながら,記号論的な議論を展開する.
プログラミング言語の応用というよりは,プログラミング言語を哲学している感じだ.
故に,自然言語における身体をとおした意味の問題などには,よらず,まさに「レター・文字」としての「記号」を徹底的に論じている感がある.

パースの三項的な記号とソシュールの二項的な記号について,対比して論じており,解釈項,サイン(表意体),対象がシニフィアン,シニフェがどう対応するか,などという議論も盛んになされる.

しかし,そこでは,記号とはある意味で離散的な表象,ラベルといういみでの記号として捉える傾向がある.

書かれていることはわかるのだが,本書をとおして,なんの問題が解きほぐされたのか・・・.よくわからなかった.
西垣通先生 が「機械情報」 の文脈で本書をどのように評するのか聞いてみたい気がとてもしました.

そういう意味でも,哲学的な一冊であった.

2010年12月29日

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Wed, 29 Dec 2010

理研の藤井先生によるサルの脳計測をつうじた社会性研究についての本.
研究そのものというよりも,藤井先生自身の研究ライフについて書かれている本といっていいだろう.
海外でのポスドク研究者事情や,脳研究でどういうことを実際に苦心してやっているのかという第一人称での記述がおもしろい.

ただ,著者自身がのべているように,
脳科学を通してどれだけ人間の社会性が明らかになったかというと
そこに明確な答えは見出されていないのが現状であろう.

萌芽的な領域であるがゆえに,手探りが続く.

研究者のビビッドな生活を見てみたい人におすすめの本だ.
逆に,知的好奇心からあらたな「知識」を得たい人に向けた本ではないといったところだろうか.

2010年12月29日

読書状況 読み終わった [2010年12月29日]

Sun, 12 Dec 2010

元ライブドア社長 堀江貴文著 である.
いわゆる一つのビジネス書.
自己啓発本というほどではなく,会社や仕事を上手くやっていくための,ノウハウがいろいろ載っている.
たとえば,
・ちゃんと8時間寝よう
・信頼を無くしたお客さんからは仕事が来ないから,大切にしよう.
・人と交われ
・リスクが小さければ迷わずやれ
などだ.
友人にゆずってもらって読んだ本ではあるが,
ビジネス書の中でも鋭さがあって真摯さのある本だと思う.

ホリエモンは言うことは,スパッと的を射ていて,いいんですよね.
好きです.

ほんと,ライブドア事件はなんだったんですかねぇ.
明らかに特捜の劇場的な捜査だったように思うんですが・・.

昭和体制の企業群が,アップルやGoogleのみならず,サムスン,HTCなどの前にイマジネーション豊かな行動にでれない,大企業病の香りを嗅ぐ中で
堀江ライブドア体制が今も続いているパラレルワールドを,考えたくなる日は少なくありません.ある種の象徴として・・・.

2010年12月12日

読書状況 読み終わった [2010年12月12日]

Sat, 11 Dec 2010

某学生スタッフが,取材の後においていってくれた本.
# ありがとう!

僕が「コミュニケーションするロボットは創れるか」という本を書いたのだけど,コミュニケーションするロボットの話もはいっているというので,読んでみる.

内容は,名の通り,空想科学読本へのオマージュか,ライトノベル内であるSFであったり魔法だったりする現象を科学の言葉で解説してみている.

とはいえ,空想科学読本が「SFの世界はこんなにトンデモ!」と,言うことを数値計算含めて,リアルに指摘して居たのに対し,こちらは,ライトノベルのシーンを列挙していく中で
「こういう風に考えたら,科学的にありえるかもしれない.」
的な,むしろ,ライトノベルに寄り添う感じ.

むしろ,ごつごつした科学本というよりは,ライトノベルのガイドブックみたいな感じになっている.(著者もそういっているが・・)

まぁ,読んでみようかとおもう,ラノベもいくつかあったのでよしとしよう.

2010年12月11日

読書状況 読み終わった [2010年12月11日]

Fri, 10 Dec 2010

いいとおもいます.
最近の事情が,ホントよくまとまっているとおもいます.

2009年から2010年にかけて,
スマートグリッドの事情は大分変わった.
特に,各国におけるスマートグリッドの解釈はほぼ決まっただろう.
それが,日本にとっていいことかどうかは疑問だが・・・.

電力インフラ事情は,国によって大きく異なる.
その上で,各国の研究者に求められる研究も変わってくる.

インフラ分野ならではのことだが,その意味でも,
研究現場の人間でも,一冊持っておくと便利かも.
でも,一年たてば古びる情報かも知れないが

2010年12月10日

読書状況 読み終わった [2010年12月10日]

Thu, 09 Dec 2010

モースの贈与論を下敷きにしつつ,コミュニケーションに加え贈与や交換といった行為も含めて「交易」と,とらえ,議論する.
先に,同メチエシリーズの「愛と経済のロゴス」を読んでいたので,モースの贈与論は大体わかるかんじだった.

ただ,贈与と交換,とくに市場経済を区別する中で,いわゆるドライな経済で,抜け落ちてしまう項がある,というのを再び意識するにはよかった.

たとえば,それは,マウリ族の ハオ だ.
贈り物と共に移動する空気のようなもの?ハオ.

交換,貨幣経済になった後も,うっすらと残っている,それは,私たちの社会を微妙に支配している.
政治献金なんかもおおいに,これかもしれないな.

「交易」として言語的なコミュニケーションと経済的なコミュニケーションを重ね合わせる視点は,多種体間協調を言語的なものから,貨幣的なものへと広げていっている視点と重なり,興味深く思った.

2010年12月9日

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Sat, 06 Nov 2010

この本を紹介するときに,ジャケから
「夫婦生活のギャグマンガ」
なんて,紹介したら,中を読んであまりのギャップに溺死しますから,ご注意下さい

よにも珍しい
「言語学マンガ」
です.

作者の夫,トニーは外国人.
さいしょは,異文化のギャップみたいなノリで始まった
シリーズなんだと思うんですが,今や様相は完全に 言語学マンガ

ジェスチャや幼児の言語発達含め,かなり,面白いトピックスが
多く軽いノリで解説されています.

ですので,完全マンガ気分でダラーっと読むにはちょっと
骨があるかもしれませんが,「日本の歴史」のマンガを読むのと同じくらいの
だらっと感で,読んでいただければいいと思います.

エスペラント語を勉強したくなりました.

2010年11月6日

読書状況 読み終わった [2010年11月6日]

Fri, 05 Nov 2010

83年にでたものが十数年ぶりの文庫化.
時を経て,当時何とか生きておられた歴史の証言がよみがえる.

さて,開戦前から日本の敗北は運命づけられていたというのは,ある程度有名な話だが,ここでは,総力戦研究所という集団にフォーカスがあてられる.
僕自身ぜんぜん知らなかった名前だった.

開戦直前ではあるが昭和16年に各省庁や軍,有力企業から
優秀な30代の「とうのたった」若者達が研究生としてあつめられた.
日本の若い知能を結集して,来るべき「総力戦」に備えるためだ.
近代の戦争は過去の戦争と形をかえ国家が相手を完全服従まで
もっていく「総力戦」へと形をかえてきていた.
特に二次大戦では,資源としての石油の必需性がまし,開戦もそして戦況も
この資源によって特徴付けられていた.

彼らは「模擬内閣」を樹立し,戦況を刻々とシミュレーションしていた.
そして16年にすでに出ていた答えは,
奇襲作戦の成功, 海上での敗北, シーレーンを維持できず,本土空襲を受け敗戦
という流れであった.
各省庁から得られる,経済的,資源,兵站,国民の雇用情勢,など
様々なデータからうらづけられて,出した結論だった.

もちろん,ここからの提言が聞き入れられることにはならなかったのだが・・・.

この歴史の証言を組み合わせながら,日本が「理屈では負ける戦争」に
転がり込んでいった,プロセスを追っているノンフィクション.

さて,本書を読んでいて,思ったポイント,新たに知ったポイントをいくつか.

・戦前の日本は戦後の日本とほとんど変わらない.

下の意思決定システム.メンタリティ含め.
日本の歴史教育って,戦前と戦後にギャップを置きすぎですよね.
戦前というとすぐに「軍政」的状況をイメージするけど,それは明治維新から
のちの時間を考えると,その一部でしかない.

・東條英機は非常に人間的で真面目.最終的には開戦に反対していた.

ちょっと,驚いた.もう少し,知りたくなりました.

・日本型意思決定システム(合意重視)による悪循環の典型を見た.

しかし,それと同型のものは,僕たちのすぐそばに今もあります.
というか,殆どの日本の組織がそうだと思います.

・「統帥権」の問題が明確に

「統帥権」の問題こそが明治憲法の大きな穴であり,日中戦争,二次大戦にころがりおちてしまった制度的不備の根幹であったことが,実感できた.
もう一つ指摘するならば,そのような制度的不備を,憲法改正などでのりこえられず,敗戦という,ところまでいってしまった点だろう.
一旦走り出したシステムの不備は,なかなか改正できない.それが既得権益を生み出している場合などなおさらだ. 現在の日本の政治システムも様々な欠陥が指摘されているが,憲法改正の気配は見えない.

これは,実は「日本型意思決定システム」 と 「個人より集団の重視」ということと関係しているのではないか?とおもった.要は,既得権益をもっている人がいるなかで全会一致の改革なんて出来るわけがないんだ.論理的に.

及び,組織自体には組織を変革する力はない.組織は自らをスタビライズ,固定化するダイナミクスの方が強い(ように思う). 個人が動けないと組織は変わらないように思うのだ.

制度としては「改正」の仕組みはあっても,実際に作動するかどうかは,別問題だ.それが変えられないまま転がっていく,状況は現代の日本と恐ろしいほど重なった.そして,石油禁輸をかけてくるアメリカ. これも,皮肉なことに昨今の中国のレアアース禁輸と重なって見えた.

自国による石油を求めて戦った二次大戦であったが,現在,状況は...

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2010年11月5日

読書状況 読み終わった [2010年11月5日]

Thu, 28 Oct 2010

大学の中で学びの為の場作りがすすんでいる.
「学びの空間が大学を変える :
ラーニングスタジオ ラーニングコモンズ コミュニケーションスペースの展開」
ということである.


写真という写真,図という図において,部屋のレイアウトや
美しい机や高価な椅子が配置される.# だいたい,値段はわかる.
インテリア会社の広告ばりのかっこよさ.

もちろん,学生が活動できる空間をつくるのは重要であり,第一歩としては必要だ.
しかしながら,それは「モノ」である.
行政が「コンサートホール」を作れば,その地域の音楽活動が活性化されるだろう,と考えるのと変わらないとおもう.

むしろ,
・学内のコミュニケーションを活性化するコミュニティづくりの仕掛け
・会議の中のコミュニケーション・メカニズム・デザイン
・相互の学びを加速させる,教員組織や授業カリキュラム含めた制度設計.インセンティブ設計
など,より,ソフト面でのアプローチが本質的である気がした.

すこしは,事例がのっていたが,全体としては
「スタンフォード大にはこんなかっこいいスペースがある」
的な事が多かった気がする.

2010年10月28日

読書状況 読み終わった [2010年10月28日]

Sat, 23 Oct 2010

面白そうだな,読んでみたいなとおもっていたら,
縁あってご本人からサイン入りでいただきました.
早速読んでみました.

いきなりプロローグの文章が
「真下から仰ぐと新宿の超高層ビルの頂きは,大道具係がつくった映画の書割のような白い雲と青い空に縁取られている.・・・・」
と,いきなり文学的でビビった.
こういう新書系の本で,こういう文に出会うことはナカナカないので.なんか新鮮.さすが.

猪瀬さんが副知事になって,取り組んで来た様々な改革について書かれている.
水ビジネス,東京五輪招致,参議院議員宿舎の建設反対,
羽田空港のハブ化,夕張市への職員派遣など,
どのようにリーダーシップを発揮して,猪瀬さんが都政に貢献されてきたのか
よくわかる.
それぞれのポイントでいろいろ論点はあるんですが,それは読んでいただくとして,,,

京都に住む身として,本書で書かれている猪瀬さんの目から見える風景の質的な違いが,興味を引いた.

つまり,それは東京都というものの,「巨大さ」であり.「中央との近さ」だ.
たとえば,村山祥栄さんが政令指定都市である京都市政の問題をつづった同和問題の新書では,京都というローカリティが大いに見えた.そこにはローカルとしての京都と,対置してグローバル(大域的というだけの意味ね)としての日本・中央の観念があり,その役割分担もクリアに見えた.(・・クリアというか,明らか.)

「京都・同和「裏」行政?現役市会議員が見た「虚構」と「真実」」

しかし,なんだか東京都は国政に近いのだ.それは,究極的には地理的な近さに還元されるのだろうが,その見えの違いがなんとも興味を引いた.

東京都のど真ん中にいながら,マスメディアの偏向報道と戦っているあたりも興味を引きました.
さてさて,都知事選も近づいているので,猪瀬さんの今後には,いろいろ注目ですね.

2010年10月23日

読書状況 読み終わった [2010年10月23日]

Fri, 22 Oct 2010

帯が結構いいですね.「もっとワガママに生きろ!」

「若者はなぜ3年でやめるのか?」の城繁幸さんの,著作.

基本的には前著を引き継ぎ,若者が昭和的システムの中で搾取されている状況を描き,その実体験や未来の見えない大企業の中の若者を描く.

では,そこから抜け出すと何がまっているのか?

必ずしも絵に描いたような成功者ばかりでない.
各セクション毎に,一人一人のインタヴューに基づいて
「アウトサイダー」の主体性ある生き方を示す.

これからのキャリアを考える上で,為になる本だろう.

僕らの社会の生産性が低いのは,適材適所が実現出来ていないから,
ある能力が高くない人間が,それが求められるポストに就いてしまう仕組みがあるから.
やる気のある人間が,力を発揮する場所につけないから.

人のやる気と,欲望は社会のエネルギーだ.
自己実現欲求で駆動され,仕事に公私混同しながら自己実現と社会や他者への貢献を一体化させられる世の中が僕の好みだ.

昭和的生き方から平成的生き方へ.

「大企業に入れば死ぬまで面倒見てもらえる」と言う「異常」な時代は終わりをつげ
「自分のキャリアは自分で守らねばならない」し「未来は不確実で保証がないから自らその備えをしなければならない」という「正常」な時代がやってきた.

さて,大学教育にも反映しないといけませんね.

ちなみに,キャリア教育の進んだ大学として立命館大学が名指しで持ち上げられていて,読みながらちょっと緊張しました.

2010年10月22日

読書状況 読み終わった [2010年10月22日]

Thu, 21 Oct 2010

城繁幸氏のベストセラー本.

現代日本の病巣の中核をえぐった,一冊とでも言おうか.
本書は,現在の若者の負担の重さ,年功序列の構造的問題を赤裸々に指摘する.

現代日本の論点は 労使の格差でも,金持ちと貧乏の格差でもない.それは,年寄りと若者の格差だ.

こんなことを言うと,
「いやいや老人にも独居老人とか,いろいろあって大変じゃないか?
だいたい老人は弱者だ」
という反論をされる方もおられるだろうが,
マクロな構造の話である.
大体,世の中を二つの名詞の対立で議論すること自体,ラフな話なんだ.
その議論をする以上,要はマクロで構造の話なんだと諒解いただきたい.

往々にして問題は,固定観念にある.
メディアが移す,個別キーワードで僕らの発想はドライブされる事が多いが,

社会保障と言ったときにそのターゲットはどこに向かうか?
その多くは,年配層に向かう.
労働者保護と言ったときにそのターゲットはどこに向かうか?
すでに正規雇用を受けている人に向かう.
産業活性化,企業の景気対策と言ったときにそのターゲットはどこに向かうのか?
それは,すでに株式上場しているような既存勢力にむかう.

そこに隠れた構造は,何か?
既に発言力をもった,エスタブリッシュメントの保護であり,
年功序列的システムの保護である.

しかし,組織がピラミッド型であるという,前提と,
全員が出世する年功序列の仕組みは,絶対に両立しない.
これを成立させる要件は,指数関数的に組織が増大するというバブル的状態だけだ.
つまり,
年功序列制度は,安定的な制度ではない.
非常にバブリーな制度なのだ.
そのバブリーを支えた需要は,
戦後日本のたぐいまれなる戦後復興という大事業だ.

現在,そのフェーズから,安定な状態にフェーズシフトするなかで,
その折れ線部分の前後に位置する世代の考え方,常識,無理解のギャップが
生まれている.

それは,自然なことだ.

経済成長のフェーズがシフトすれば,組織の形態はそれにadoptするべきで,
それによって,時代を読める人間はなんとか先手を打ってかわすが,
それが出来ない人は辛酸をなめることになる.

現在,国民が納税したお金は,相当量,社会の革新のためではなく
現状の構造維持のために使われている気がする,

折れる幹の補強に未だ低木の若い芽が折られて用いられている気がする.
これから,この問題は,より激しく議論されていくだろう.

ちなみに「若者はなぜ3年でやめるのか?」ってタイトルはちょっと
ミスリードにおもえるなぁ.

2010年10月21日

読書状況 読み終わった [2010年10月21日]

Wed, 13 Oct 2010

ジョージ・ソロスは超有名な投資家.
悪名高い面もあるが,昔 哲学者になりたかったということもあり,
なかなか思想的に面白い面がある.

実は あのカール・ポパーが大学での指導教官だったというのが,面白い!

ジョージ・ソロスの大学での講義をまとめたものだけど
さくっというと 複雑系経済学の本です.
その内容的には,実務からしからぬ学術的に,けっこうセンスのいい内容.

もちろん,学術的な厳密さに欠ける点もあるんだけど
「再帰性の原理」は人間の行動についての重要な示唆を含んでいる.
人間の意思決定は,意味づけにしたがって行われるし,
真の事実に基づいてうごくわけではない.

僕ら自身のあたりまえの感覚からボトムアップに構築すると
経済・市場の動きはどうなるか?
ということが,ジョージ・ソロスの再帰性の原理で
とても,自然な議論だ.

個人的には 面白かったので,一読をおすすめしたい.

2010年10月13日

読書状況 読み終わった [2010年10月13日]

Sun, 22 Aug 2010

タイトルが煽りすぎかな?
ちょっと,本質と違うタイトルになってしまっている感があるのは残念.

メインのメッセージは
よのなかが
「ブログだー!!!」と言っているときに,とりあえずブログを社内に導入してもまったくだめで,
「SNSだー!」「ERPだー!」っていってても,システムベンダーにカモられるだけなんですよね.ってそういう話.

また,ウェブビジネスの特徴について,よく書いてあって,勉強になるかと思われます.

特にアマゾンを真似ている企業の例は無かったような・・・.アマゾンをホントに真似られたらスゴイですからね・・・.

ビジネス・流行の先に投資していく,夏野さんの,バランス感覚がなんとなく,感じ取れてきてイイカンジです.

まぁ,とりあえずそんな感じデス.

2010年8月22日

読書状況 読み終わった [2010年8月22日]

Sat, 21 Aug 2010

「そして,民主主義のもう一つの概念は,一般の人々を彼ら自身の問題に決してかかわらせてはならず,情報へのアクセスは一部の人間のあいだだけで厳重に管理しておかなければならないとするものだ.」

ざっくり差し込んでいる.

ノーム・チョムスキーといえば生成文法で有名な言語学者.それが,メディア批判とはどういうことか?と思ったが,納得いった.
あまり知らなかったが,知識人としてこういう批判を長くやっているらしい.

民主主義社会における.メディアの言語活動やそれに基づいた大衆誘導はウヴェ・ペルクゼンの
「プラスチック・ワード―歴史を喪失したことばの蔓延」でも,指摘されていた.
チョムスキーは,大衆誘導の仕組みを赤裸々に指摘する.
よく考えると言語学とマスメディア批判は言語活動を軸として,接点が大きい.ということか.

チョムスキー談
「二大政党といっても財界という党の二つの派閥に過ぎない」
投票に行きさえすれば,民主主義国家の一員として施政側にコミットしていると考えるのは,現実のダイナミクスを理解できていない.

それで実現される民主主義とは,結局冒頭のチョムスキーの語るものにすぎないだろう.

第二次大戦でアメリカが日本に勝ったのは,
「情報」に対する取得能力,操作能力が圧倒的に卓越していたからだと思う.
「戦争と情報」など

現代でもメディアを通した情報戦は続いている.

情報人材として,改めて思う,せめてもの救いは
ブログやYoutubeのようなメディアは,これまでのようなメディアコントロールを困難にする・・・.

それが,よりよい民主主義社会の構築に向かうエンジンになってくれることが期待される.多分,情報革命の真の成果は政治の革新にあらわれる.

とりあえず,一読をオススメする.

2010年8月21日

読書状況 読み終わった [2010年8月21日]

Fri, 20 Aug 2010

最近,とみに「わかりやすさ」が人気の池上彰
こういう人が視聴率をとるというのはいいことだと思います.

8/15にあったテレビ東京の 戦争特集でも
第二次大戦のディティールをやるだけではなく,
サラエボを訪れ,ユーゴの内戦との比較を通じて
戦争一般についての,思索を深めさせようという特集がよかった.

池上彰の本は
「そうだったのか中国」
で,取り上げたが,教科書に載っていないけど,確かなリサーチで,しっかりわかりやすく解説してくれるので,とても面白い.

何の問題について特に論じているというのでもなく,
パレスチナ問題,中国,リーマンショックなどを
行ったり来たりするんだけど,
TV番組でも見るつもりで読んでいると,とても面白い一冊である.

いいとおもいます.

2010年8月20日

読書状況 読み終わった [2010年8月20日]

Thu, 19 Aug 2010

最近,大人になってから高校生時代の知識を再度学んでみましょう的な事がおおいですよね.
さてさて,皆さんも地歴,公民でお世話になった「山川」から出ている「もう一度読む山川 政治経済」を買ってみました.

改めて,見てみると,いろいろありますねー.

教科書というのが,どうしても「画一的な事象に対する見方」を押しつけてしまうのだ,というのが読み取れたり・・・

たとえば,現在の経済情勢に対して
「○○○なのが課題だ」
という記述があったりする.

実際には確かにマスメディア的,行政的方向性としてはそういう方向にうごいているんだが,
「果たしてそうか?」
という問いがなくはない,というか,大いにあることでも,
やはり,マスメディア的,教科書的な方向付けがなされていたりする.

教科書って言うのは,どうしても思想統制になってしまう面がありますね.いたしかたなし.

書いてある内容は,非常に充実しているのだが,
一つ一つの「吟味」する時間は全くなさそうなくらいに,分量がある.

というか,一つ一つのキーワードは一杯書いてあるが「その意味」については,殆ど触れられない.

ブレトンウッズ体制で国際通貨の体制が変わったことは書いてあるが,そのインパクトというか,その歴史的意義については全く書いてない.

多分,言葉として「ぶれとんうっずたいせい」という言葉を,学生は覚えるだけなのだろう.

パックス・ブリタニカからパックス・アメリカーナへの移行という,歴史上最も大きな転換点の一つなのに.2,3行で終わる.

そんなことがいっぱいあるのだ.

確かに,キーワードとしては,十分な教える内容は入っているんだけど,一体,それが,どれほどの効果を生んでいるんだろう.
「この教科書を一年でやれ」
って言われたら,
正直無理だ.と,分野外の大学教員として思う.


ちなみに,ここに書かれている内容を十分に咀嚼できていれば,
相当の教養人と言えると思います・・・.
# そんな先生,高校にいるのか??

でも,重要なことが高い密度で一杯入っているのは確か.
やっぱり,高校中には難しくても
日本人 教養として 地歴,公民は全教科やるべきだね.
ちなみに理科も4科目全部やるべきだろう.

正直,大学生の教養科目なんて,それでいい気がする.
あとは,趣味と専門でやればいい気がする.

ちなみに,生涯学習でもこれらの教科の得点をTOEICみたいにはかる制度とかないのかなー.

あったらいいな,と思う.

2010年8月19日

読書状況 読み終わった [2010年8月19日]

Wed, 18 Aug 2010

当代きってのバズワード(いいすぎ?)
「クラウド」
僕ら情報系の人間は,さすがに「クラウド」といったら,何のことかわかりますし,そのもたらすインパクト,その限界,ボトルネック,モバイルとの相補性という論点まで日頃から考えている.

そういう視点から見ると,
「うん,よくまとまっているねー!」
って感じなのだが,

多分,世の中には知らない人もいるだろう.

クラウドとは,ざっくり言うと
パソコンの「形」を気にせずに,メールサービスやファイル保存サービスなど,さらにはデスクトップすら,遠隔にある,「なんらかの計算資源」を用いてやるものだ.
多分,みなさん,知らないうちに使っています.

こういうのって「知らないうちにつかう」っていうのが味噌だよね.

クラウドがウェブ2.0の次なのか,なんなのかはよくわからないが,とにもかくにも
クラウド って 何?って人は読んでみることおすすめ

しかし,だからといって 「google mapって何?」ってレベルだと,読んでもわからないと思うので,
ちょっと,読者は選ぶかもしれません.

2010年8月18日

読書状況 読み終わった [2010年8月18日]

Tue, 17 Aug 2010

山田玲司が本書いてるよー

え?しらない?
かの有名な 「Bバージン」の作者じゃないですか?

え?しらない?
Bバージンってのは,モテるのに好きな相手のために貞操を守り続ける男のコトデスヨ!

「ヤラハタ」という言葉を広めた書.
まぁ,男子校出身の僕たちの間でカナリはやりました.はい.

それはさておき,
あまり山田玲司の本職と関係ないようにはおもうのだが,
「とりあえずの質問!」
集である.

コミュニケーションにおいて重要なのは,
何を話すかではなく?何を聞くかだ.

ということで,使える,質問集と,なぜ,それが使えるのか?
ということが,作者の経験に基づいて書いてある.

まぁ,「他にもあるよね」といえば,そうなのだが,
山田玲司のマンガを知っている人なら,山田玲司の「イイカンジの目線」を知っているだろう.
まぁ,そいういうわけで読みやすいし,共感もしやすいのです.

こういう本は,あんまり格式張っててもねぇ・・・.

「人生で出会った,いちばん魅力的な人は誰ですか?」

2010年8月17日

読書状況 読み終わった [2010年8月17日]

Mon, 16 Aug 2010

比較的近い エージェントシミュレーションなどの領域で
実験経済学の大規模なプロジェクトとしてあったu-mart
知的エージェントで見る社会 シリーズの第三巻である.

CD-ROMも入っていて,U-Martをやってみよう.
と言う話なのだが,ちょっと,U-Martを実際に動かしてみる
というところまではやっていません~.ごめんなさい.

私自身は地産地消型の電力取引市場についての研究をやっていることもあり,先物市場の話とはいえ,参考になった.

ただ,3200円とお高いこともあり,研究者向きかな

2010年8月16日

読書状況 読み終わった [2010年8月16日]
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