昭和20年、空襲下の東京で母と2人暮しの主人公、里子。動員逃れの意味もあって町会事務所に勤めている。焼け出された母の姉を迎え、ギクシャクした関係の中、里子は隣人で防空壕を貸してくれている銀行支店長、市毛を気にし始める。
隣組、闇食料、疎開といった戦時下の日常と、逼迫する戦況に、九十九里浜への敵上陸、関東への侵攻を想像し怯える人々の心理を描いている。
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- 感想投稿日 : 2017年12月27日
- 読了日 : 2017年12月27日
- 本棚登録日 : 2017年11月17日
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