紅 (百年文庫)

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本棚登録 : 24
レビュー : 6
tanisi2000さん  未設定  読み終わった 

日本の生活はこんなものだったのだということが伝わる。市井の暮らしは寸分変わっていない。女性の書き手は感性が鋭い。芸妓置屋の娘である主人公が親しんだ芸妓の生き様に思いを馳せる、若杉鳥子「帰郷」(1934)。片足をなくした若い娘が、人目を忍んで朝の浴場での母との会話に、母のために生き、子のために生きるということを考える、素木しづ「三十三の死」(1914)。原爆に晒された爪痕も消えない1951年のH市の戦災者住宅で、東京から戻ってきた主人公が思うこと。七夕の短冊に「戦争反対」「平和、自由、独立」、大田洋子「残醜点々」(1954)。三編とも自伝的小説とのこと。

レビュー投稿日
2013年4月2日
読了日
2013年4月2日
本棚登録日
2013年4月2日
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