昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー)

著者 :
  • 平凡社 (2009年6月10日発売)
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感想 : 298
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日清戦争から第二次世界大戦が始まり、終わるまでに何が起こっていたかを緻密に書き下ろした著書。読み応えがあったというかボリュームが厚いというか。ただ、この手の書籍としては珍しく語り調での書き方なので読みやすい。

敵を知り己を知れば百戦危うからずを地で行けばこんなことになんなかったのになーと思いつつも、もしもう一度歴史が繰り返しても結局はこうなっちゃったのかなとか。

石原莞爾VS永田鉄山
山本五十六
東条英機
五・一五事件はテロだったのか。政治的な圧力になった、後に。ふーむ。

原子力爆弾の元アイディアはドイツの物理学者オットー・ハーン博士。これを受けてアインシュタインはルーズベルト大統領に手紙書くけど一回無視される。

結局は日清・日露戦争でいけるっしょ!ってなって三国軍事同盟でドイツに期待しすぎてロシアを甘く見すぎて、遠くて強いアメリカに喧嘩売って完敗したと。原爆は終戦の決定打では無かった。そもそも終わらせる準備に入ってた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年11月16日
読了日 : 2017年3月25日
本棚登録日 : 2016年1月6日

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