虹を切り口とした西洋美術史。
カラー図版が32ページもあり、
白黒ページの図版の理解の助けになっている。
約180ページに15章と、
著者の意図した通り「虹の紙芝居」を聞いているかのような印象。
「人間にとっての虹」を考える入口になるような本で、
プリマー新書だが大人にもオススメ。
神話・宗教と科学・芸術の架け橋として、
また、あなたとこなたの橋渡し役としての虹を楽しめる。
虹の色について、ニュートンの『光学』以後も
アリストテレス伝来の3色が根強く支持された背景が面白い。
印象派の作例に虹が少ない理由も納得。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
美術
- 感想投稿日 : 2022年2月18日
- 読了日 : 2022年2月18日
- 本棚登録日 : 2022年2月18日
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