きみといたい、朽ち果てるまで ~絶望の街イタギリにて

  • KADOKAWA (2016年11月26日発売)
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感想 : 12
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せつない系ホラー。ぜんぜん怖くはない。唯々せつない。ラノベの域を出てないとは思うけど、好きですねー。今後の活躍に期待します!!

世界から見捨てられた人々が集まる混沌の街・イタギリ。
希望のない街に住む少年は、明日の見えない生活の中、ささやかな希望を見いだす。
その希望は、道ばたでスケッチをするシズクという儚げな少女への淡い想い。
次第にふたりは惹かれ合うが、絶望の街は、そんなふたりの恋を許すことはなかった。

凄絶にして美しいエンディング。
独特の世界観と美学に彩られた究極の恋愛小説。

【綾辻行人氏(作家・日本ホラー小説大賞選考委員)】
クライマックスから結末に至る凄絶なシークエンスを読むうち、どうしても涙が止まらなくなった。こういうのを「ボロ泣き」というのだなあ、と思った。ミステリやホラーの新人賞の原稿を読んで、こんなに泣いたのは初めてだった。――傑作である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2017年5月6日
読了日 : 2017年5月6日
本棚登録日 : 2017年5月6日

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