記号(言語)の存在意義の考察から始まり、学習して成長する我々自身やAI・ロボティクスについて掘り下げている一冊。
AIとの共生社会という将来的課題を見据えて、概念を伝えるために必須となる記号と言語を探求していきます。
人工知能、ネオ・サイバネティクス、プラグマティズム、現象学、発達心理学、ロボティクス、自由エネルギー原理、エナクティヴィズム、などの各分野の研究者が執筆しています。
私たちは他者へ何かを伝える際に、頭の中に描かれている概念そのものをポンっと出して手渡すことはできません。
ですので、基本的には概念を記号と言語に変換して言葉にしたり文章として紡ぐ必要があるわけです。
そしてそれは人類が作り出そうとしている高度なAIやロボットにとっても同様であり、彼らは映像や音響についても人間以上に記号として捉えています。
記号や言語の持つ神秘性と力を改めて考えさせられました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
総記
- 感想投稿日 : 2024年12月1日
- 読了日 : 2024年12月1日
- 本棚登録日 : 2024年12月1日
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