国境の南、太陽の西

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本棚登録 : 1337
レビュー : 144
著者 :
穂苅太郎さん 小説 長編   読み終わった 

手を繋ぐf描写は今までで最高。宮部みゆきも青春ものに長けているが、男にしか共感できない微妙なところまで思い出させてくれる。かりそめの、性欲に幻惑された愛情と人格と肉体へのどうしようもなく勘違いした理解の描写も、これも男にしかわからないとも。そうして前半のほとんどは例のあのフワフワした自己の不定、病状を描く。かなりリアルに。「ノルウェーの森」以来、かつおそらく最後のラブストーリーと思われる。その意味で村上春樹作品としては異質。ファンタジー要素は特段無く、島本さんのバックボーンが謎めいている以外はリアリティに徹している。
中年男共感は高いと思うが女性読者はどうなのだろう?

レビュー投稿日
2019年7月21日
読了日
2019年7月30日
本棚登録日
2018年9月21日
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