風を見たかい?

著者 :
  • 求龍堂
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本棚登録 : 25
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763013095

作品紹介・あらすじ

気随気侭な「風人間」としてさすらう泥棒の青年が、憂き世を吹き抜けるさまざまな風と共に一瞬を輝き、現代人が喪失した純なる自由を復活させる十編。丸山健二の言霊が弾ける、書き下ろし短編連作集。

感想・レビュー・書評

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  • 自由に生きる「風人間」。人が全く自由に生きることは可能であるのか。それでも、自由とは何であるのかを考え続けたいのだ。善悪を超えたところで、自由に生きるということを考えたい。「川風に流されて」で、いやに俗に流れてしまったのだな、と思ったけれども、それもまた人間ということなのだろう。
    最後の一文、一ページと少しにわたって書かれた最後の一文は、最高に美しかった。

  • つまらなかった。途中で断念・・・

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著者プロフィール

1943年、長野県飯山市に生れる。国立仙台電波高等学校(現在の国立仙台電波工業高等専門学校の前身)卒業後、東京の商社に勤務。66年『夏の流れ』で第23回文學界新人賞を受賞。同年、同作で芥川賞を受賞し作家活動に入る。68年に郷里の長野県に移住後、文壇とは一線を画した独自の創作活動を続ける。また、趣味で始めた作庭を自らの手による写真と文で構成した独自の表現世界も展開している。近年の作品に長編小説『我ら亡きあとに津波よ来たれ』(上・下)。『夢の夜から口笛の朝まで』『おはぐろとんぼ夜話』(全3巻)、エッセイ『人生なんてくそくらえ』、『生きることは闘うことだ』などがある。

「2020年 『ラウンド・ミッドナイト 風の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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